ブッシュクラフトでハマチを使ったランチをご紹介しましたが、本題になる釣りの話です。ところでハマチはご存知のことと思いますがサーフィンするってご存知ですか?今回はショア(岸)から釣れてしまう青物のお話です
■青物はショア(岸)から釣れる!
●キーポイントはトウゴロウイワシ
青物とは、ブリ、ヒラマサ、カンパチの総称をいいます。ちなみにハマチはブリの小さい時を言います。この青物は沖合で取れるイメージを持っている方も多いかもしれませんが、岸から釣れてしまうのです。ただし、年中釣れるわけではなく重要なタイミングがあるのです。それは餌の接岸です。青物の餌はイワシなどの小魚なのですが、三重県下ではトウゴロウイワシが秋口にびっしりと接岸することがあります。それに合わせて青物も接岸してくるのです。
■どんなところにやってくるのか?
●磯やサーフ
ポイントはほぼ無限にあるといっても過言ではありませんが、メインとなるのが磯やサーフです。基本的に沖からトウゴロウイワシの群れを追って岸際で逃げ場をなくして捕食します。その為、磯やサーフは青物たちにとって格好の追い込みポイントになるのです。
■鳥が騒ぎ出し・・・
●ナブラが沸いた!!
青物が岸へとトウゴロウイワシの群れを追いやると、群れ自体の先行水深が極端に浅くなります。つまり水面付近に群れが追いやられるのです。すると騒ぎ出すのが鳥たちです。ウミネコやカモメ、トンビがワーワーと鳴きながら旋回します。するとどこへも行けなくなったトウゴロウイワシの群れが水面から飛び出します!そして次の瞬間、ハマチが海面を突き上げて捕食を開始します。ハマチの数が多いとボコボコ!っという音が本当に聞こえてきます!そしてなんと波打ち際水深ほぼ0mのところへハマチが波乗りをしてくるのです!今回はその様子を写真に収めることができました。
見えますでしょうか?まさに波打ち際でのハマチサーフィンです!
■で、釣れるの?
●簡単に釣れる!お祭りだ! ^^
青物は岸際まで入り込んでサーフィン状態のときは、気持ちが『食う!!!』っとなっているので簡単に釣れます!ルアーは何でもよいのですが今回はトップウォータールアーを使いました。勢い余ったハマチがもんどりを打って水面に浮かぶルアーをめがけてジャンプしてくるのでエキサイティングにもほどがあります!そんなこんなでこんな感じです!
やはり、自然界の魚の躍動感は水族館の水槽の中のそれとは比べ物になりません!本職飼育員である私は、両面を見ることができる特権を持っていますし、それらをより多くの人に伝える義務があると自負しています!
今回はハマチがサーフィンするお話でした!