アジング、今回はマアジを釣るお話です。ルアーでマアジを釣ることをアジングといいますが、アジングでも餌釣りでもそこにアジがいなければ成り立ちません。当たり前ですよねwでも一瞬だけそこにいて、一瞬で居なくなるというアジの群れがいます。今回は回遊する群れを狙うアジングについてご紹介します。
■回遊アジと居着きアジ
●太平洋側は回遊パターン
マアジは色々な習性があって、その中でも代表的なのが群れの移動についてです。大きく分けると2種類あって、一つ目は回遊型、もう一つは居着き型です。前者は群れで回遊をします。ルートに関しては謎だらけなのですが、太平洋側のアジはこのタイプがほとんどで垂直移動、いわゆる深いところから浅い所へと移動を繰り返したりします。後者は同じところに留まるタイプで、瀬戸内などの餌が豊富でかつ水深があるポイントに多いタイプです。私がメインフィールドとする伊勢志摩は前者のパターンが多く、今回は回遊の群れ、特に大型のマアジを狙ってきました。
■タイミングはマズメ
●薄暗がりは高活性
回遊の群れを狙うためにはその群れの通過するタイミングを計らないといけません。大体の群れがマズメ時いわゆる薄暗がりで接岸をして捕食体制に入ることが多いので今回は早朝狙いで突撃しました!
■群れの居るレンジ(水深)に仕掛けを入れるイメージ
●アタリはコツン!しかし小さい
現場到着と同時に釣り開始です。仕掛けを群れがいるであろうレンジに投入していきます。すると、すぐにアタリが得られました。しかし、、小さい。
■小さい群れの後に大型が回遊してきた!
●尺アジ登場!35cm超えも
小さいアジのあたりが多いので、今日はダメかと思った矢先、大型アジの回遊到来です。独特のひったくるアタリが連発してうまく合わせると尺アジが釣れてきました。10匹ほど釣ったところで群れが遠ざかったのかアタリが遠のきます。これで終わったかな?と気を抜いていると明らかに大型のアタリ!乗せるとぐんぐんと首を振りながら走ります。久しぶりの大型アジなのでゆっくりといなしながら上げると35cmオーバー!いい感じで大型が釣れたところで終了としました。
採集釣果です。
これ全て同じ魚です。こんなにもバラバラなサイズの群れが入れ替わりでやってくるのも面白いものです。マアジは30cm手前くらいで3年物とされています。実は飼育員として飼育もしていますが、30cmくらいまではすぐに大きくなるのですがそこからさらに大きくなるには時間を要します。
これは30cmと36cmの個体の背中比較です。厚みが全然違いますよね。
マアジは大衆魚ですが、そこにいつもいるという魚でもありません。今回はアジの群れの動きを考える釣りのご紹介でした。