マアジとムツの群れの境目を体験したアジング釣行記~飼育員的振り返りを添えて

アジングに行ってきました。マアジの回遊ルートを加味してポイントにエントリーします。本日の狙いは回遊型の大型マアジです。12月ということもあって過去の経験から細かいキャストコースをイメージします。早速日の出前からスタートです。

■いきなりバンバン当たってくる

●ムツの群れに遭遇

準備を済ませ早速キャストします。ワームが棚に馴染むと直ぐにコンっとアタリが出ます。

 

なかなか乗らないのが数投続き、やっと掛けると上がってきたのはなんとムツ。この時期に混じるのは知ってますが、面白いことにムツが連発したのです。

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ワームはどうやらグロー系(自発光)のカラーが良いみたいでこんな感じでガッツリとバイトしてきます。ほぼキャスト毎にバイトがあるのでムツの活性が高い+相当な数(群れ)が入っていることがわかりました。

■アタリの種類が変わる

●アジの群れに入れ替わり!

今日はムツの日なのかな?と続けていると、日の出が近づき薄暗がりになってきました。

 

すると今度は弾くようなバイトが発生。上手く掛けるとアジの登場です!

 

一応アジ狙いに来たのでホッとしていると、そこからはアジが連発。

 

これまた面白いことにそれからはバイトは全てアジのみでムツは全く混じりません。

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結局そのまま地合いが終了して釣果はこんな感じ。

■群れについて飼育員的考察

●興奮状態は群れがギュっと固まる

 

特大サイズのアジは出ませんでしたが今日は2種類の群れに当たった感じがしました。二種とはもちろんムツとマアジです。

 

これだけ釣れてもムツタイムとアジタイムがきっぱりと分かれているのですから驚きです。群れについて少し飼育員として解説します。

 

水槽の中の話ですが、複数の魚類を水槽に入れることを混泳させるなどどいいます。例えばAとBという魚が混泳する水槽にAを追加で投入するとします。

 

すると新入Aは古株のAと一緒に泳ぎだします。これは新入Aが水槽に慣れていなくて緊張状態にあるからです。出来るだけ群れの中に身を置いてやり過ごそうという心理ですね。

 

この事例からもわかるようにほとんどの魚は自分と同種の魚類を認識します。また群れの成し方は時間毎で変わっていきます。

 

リラックスしている時は緩くなり、興奮する時は固まる傾向にあります。

 

そこでアジングの事例に当てはめます。よく釣れるということはいわゆる興奮状態。ゆえに群れがぎゅっと固まっていたと思います。

 

この興奮状態になるタイミングがムツとマアジで異なるもしくは譲り合うから釣れる時間帯、栄目がハッキリと分かれることになったのではないかな。と考えます。

 

こうやって自分の釣りを振り返ることが多いんですよねw

 

今夜も今朝の釣行を振り返ってみました。