日本海のモンスター タルイカ(ソデイカ)が見てみたいからジギングで釣ってみた。

タルイカってご存知ですか?日本海に多く生息する巨大なイカで、10キロを優に超える大きさに成長します。アオリイカを中心とした頭足類の飼育員である私は昔からめちゃくちゃ興味をそそられていて、今回挑戦するタイミングが巡ってきたのでジギングという釣り方でトライしました!

(タルイカとは実は俗名で標準和名はソデイカです。ただしタルイカの方が皆さんご存意なので今回は「タル」で書いていきますね)

 

■タルイカはルアーで釣れる!らしいですw

●タルイカスッテ!売っていない・・・。

タルイカジギングという言葉がここ数年で出来てきまして、タルイカはどうやらルアーで釣れるという情報を数年前から聞いていました。

 

今回挑戦できることになったのでいざタルイカ用のスッテというものを揃えようと思ったのですが、これがどこも売っていないのです。どうやら市場自体が大きくないので生産数が極めて少ないとのこと。

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何とか一つだけ手に入れたのでこれと、

 

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メタルジグを自分でこんな感じに加工したジグスッテで挑みます。

■いざ日本海へ遠征

●敦賀から出向

タルイカを狙うにあたってどこへ行こうかと思ったのですが、今年の釣果情報や行きやすさから今回は敦賀の竹宝丸さんに乗船することにしました!

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ちなみにオフショアで日本海に出るのは初めてです。新しい海域にはワクワクしますね!

■漁火を照らして釣り開始!

●ポイントは陸から1時間

タルイカジギングのポイントは色々あるのですが、今回は出向から1時間は船を走らせました。ポイント到着と同時にミヨシ(船首)にパラシュートアンカーを投入します。

 

船を風方向に立てて、かつ流し釣りということです。

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こんな時間帯から釣りスタートです。

 

*結構なうねり…さすが冬の日本海です。

■タルイカジギングの釣り方

●ワンピッチからのステイをなんと30秒!

釣り方をまずは船長に軽くご教授していただきます。誘い方はまずはワンピッチで軽く4,5回誘います。そのあとにステイを最低でも30秒は入れてくださいとのことです。

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30秒はイカ釣りにおいては長い部類に入ります。

 

長く見るのかそれとも遠くからターゲットを見つけて飛んでくるのか。

飼育員的にもいろんな憶測ができます。釣って実証しよう!

■タルイカの居る棚を見つけることが大切!

●僕のリールにはメーターついてないw

タルイカジギングの大切なことは棚だということがわかりました。っというのも水深は160mとかでとにかく深く、どの層にタルイカがいるかを乗船者全員で探っていかないといけません。

 

そうなるとカウンター付きのリールが良いわけですが、私はそんなリール持っていませんwっというわけでラインの10mごとの色分けでなんとなーくやることに。

■40mくらいで当たったらしいですよ!

●竿が持ち上がった!?からの強烈なダッシュ!

アタリがどうやら40mくらいであるみたいだと船長からのコールが入りました。というわけで指示棚に合わせます。(あくまで私は目安w)

 

誘いを入れてステイ。。。

 

するとすこーーーんとジグの重みがなくなります!すかさず合わせを入れると、ドカンという重みと強烈なダッシュが始まりました!

 

これってイカなのか本当に!?そんな疑問を抱きながらやり取りをしますがとにかく止まらない。。。約5分は戦ったでしょうか。

 

ついに

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モンスターが現れました!!!

 

これです。これに会いたかった!!!

■感覚でタルイカが居る棚が把握できた!

●連発モード突入!

アタリ方がわかったところで再現性を求めてタルイカの一番濃い棚を探していきます。

しばらくアタリが遠のいてしまったのですがついにタルイカの群れらしきゾーンを把握できました!

 

どうやら30~40mに入っているみたいです。

 

というのもジグをフォールさせていくときにいろんなイカが触っているらしくこのレンジでフォールスピードが変化することに気が付いたのです。

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例えばスルメイカ。こんなのがよく触っている感覚が手に取るようにわかってきました。これはタルイカの立派な餌なのでこの棚を徹底して狙ってみます。

 

すると連発モード突入です!

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なんと、6投6ヒット6連続キャッチ!

 

ちなみにアタリはロッドティップが軽く揺れたり抑え込むようなアタリです。これはアオリイカやコウイカと同じですね!

■終わってみれば8ハイキャッチ

●最大は8.21Kg

釣果報告です。終わってみればなんと8ハイキャッチ。

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最大は、

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8.21Kgでした!

 

初挑戦にしてはうまくいったほうではないでしょうか?

 

キーポイントはスルメのレンジですね!

 

タルイカについて考察したことや解剖報告は後々やっていきます。こうご期待!