【アジング行動学】マアジが隣の人にしか釣れない理由|1匹が食べだすと群れ全体がその一か所に集まるから

アジングで隣の人にしか釣れない。特に隣がサビキ師だと太刀打ちできない。。っといった経験は誰しも味わったことがあるかと思います。前回の釣行記録でも型の良い個体が何とか釣れたもののピンポイントでしか食ってこないという状況でした。そこで今回はアジは捕食行動に入った場合どんな行動をとるのか観察してきました。すると、なるほどな~と思うことに気が付いたのでまとめます。

■大前提として

●潮目などの差が無いとします

アジングにおいて潮流がぶつかるポイントは好ポイントになります。餌となる浮遊性の生物が溜まりやすいのは有名な話ですよね。今回の説においては大前提として隣の人とそういった差が無い場合の話としますのでご了承ください。

■マアジに餌を与える

●マアジの群れが集結する

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マアジに水槽の中で餌を与えてみます。するとどうなるかご想像はつきますよね?

 

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水面付近のマアジが反応する

そうです。近くの個体が餌に気が付いて捕食します。

 

すると遠くにいた群れの個体もそれに気が付いてどんどん寄ってきて1箇所に固まって餌を食べ始めます。

 

(*ちなみに餌にはアミやオキアミを与えます)

■1か所目に投入した場所と違う場所に餌を落とす

●群れは1か所目に定位、捕食する傾向にあり

では続きまして、餌を投入した場所を1か所目とします。先述の通りそこに群れは集まって食べ始めます。

 

では食べ始めたタイミングを見計らって少し離れたポイント(2か所目)に餌を撒きます。

 

すると・・・

 

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群れは1か所目の捕食に夢中で2か所目への移動はしない傾向が見られました。

 

 

お気づきでしょうか?これこそがアジングにおいて隣の人しか釣れない(一か所でしか釣れない)理由の一つなのです。

■群れの規模が大きくない場合アジは一か所で捕食する傾向あり

●サビキ釣りって強い・・・。

アジ釣りにおいて、群れがそこまで大きくない場合1個体が捕食しだすと他の個体もつられてそのポイントで捕食しだします。

 

するとほかのポイントでは餌を撒こうが、ワームを投げようがそのポイントにはなかなかアジが寄って来ないようになってしまいます。

 

すると一か所目で釣られたアングラーの方だけに釣果が出てしまうのです。

 

これが行動学から考えるアジングの『ピンポイントでしか釣れない論』になります。

 

面白いですよね!(笑) 釣りって本当に奥が深いです。

 

特にサビキ釣りなんてこの条件がハマれば恐ろしいほど連鎖させられるわけですもんねw

■サビキのおじさんが投げて良いぞ!っと言ってくれた件

●その場所ならワームでもバンバン釣れた話

アジングでの実体験なのですが、サビキ師のおじちゃんと顔なじみだったこともあって、

 

「ここだけ釣れるんやわ!にーちゃん投げてもいいよ!」

と言っていただけました。

 

確かにその日は周りではほとんど連れている状況じゃない感じ。

 

ここに捕食するアジがここにだけ集まってるのかな?っとワームを投入すると、、、
 

なるほど釣れるw

 

餌が釣れる、餌にはワームは勝てない。という話じゃなくて要はどこに食い気のあるアジが付いたのか?ということなんだなと感じた経験談でした。

 

*釣りは条件が色々ありますので今回の一説が全てに当てはまるわけではありません。ただ、こういうことが水中ではここりうることもあるんだ。っと覚えておいていただけたら幸いです。