アオリイカの担当飼育員なのですが、以前からとても気になっていたことがあります。それは飼育日数について。
業者さんを介して定置網からアオリイカを購入していたのですが、網の中で他の漁獲物との擦過で良い状態で入らない。よって長生きしない。
じゃあ釣れば良いんじゃない?
ということで実は去年から良い状態(釣獲)での搬入を頑張ってました。
今回は僕の仕事の釣りに関してのお話です。
■やっぱり釣獲はイカが綺麗
●長生きしてくれる
アオリイカを去年の夏からショア、オフショアから釣獲し、丁寧に水槽へ搬入をした結果、とっても長生きしてくれました。
今まで定置網から頂いていたものよりも長く長く飼育が出来たのです。
この背景から、仕事で遊漁船に乗って搬入をしたらどうか?という話が舞い込んだのです。
■目標は5ハイ
●なんとかクリア、そして2885g登場
ということで、業務指示が私に舞い込み行ってきました。
ただこの時期、水温も低くイカが渋いのは分かっていましたが、5ハイはキープしたいところ。
朝のうち、潮が効いているタイミングでなんとか固め打ちが出来てトータル5ハイクリア。
しかも2885gまで飛び出しました。
■搬入そして水槽へ投入
●任務無事完了
船長にカンコ(イケス)で丁寧にイカを運んで頂いたので
後は活魚車で水族館へ。
そして搬入。
任務無事完了です。
ご協力いただいた遊漁船の船長には本当に感謝いたします。
■好きなことを仕事にすることは良くない?
●良いことも悪いことも。ただ新しい価値観は見いだせる
こちらのブログを読んで頂いている方はもうご存知かと思いますが、僕は釣りが好きです笑
釣りが好き、魚が好きで魚類の研究をして現在は水族館の魚類飼育員をしてます。
こんな仕事をしていると、楽しそうだね!という声と、仕事には本当に好きなことは選ばない方が良い、という2つの声を聞きます。
これはどちらも当てはまるからどちらも正解だと思います。
ただ、新しい価値観は見いだせると思ってます。例えば僕の場合は、ここでも書いているように飼育することで釣りに活かせる情報や知識を得られます。
逆に釣りの経験が仕事に活きることもあります。
こんな背景から僕が一番感じる新しい価値観は、好きなものがもっと好きになるんじゃないかな?ということです笑
それはそうと、今日はいいサイズが釣れて満足なのと、無事に釣れて搬入出来て安心しましたw