ヒラスズキは真夏を除けば年中狙えると言っても過言ではないこちら三重県南部地域ですが、釣りやすい時期なのが春先です。
■マイクロベイトパターン
●荒れたら大型ミノーに口を使う
春先に多いヒラスズキのベイトといえば各魚種の稚魚です。その中でもボラの子はどこの磯や海岸沿いでも見ることができるメインベイトです。
その為、春先のヒラスズキはワームや小型のメバル用プラグなどに好反応を示します。私の場合ライトゲームでのヒラスズキ狙いは定番になっています。
ではマイクロベイトに着いたヒラスズキは大型のプラグでは釣れないのかというとそうではなくて、低気圧接近に伴うウネリが入ると、サラシからバンバンアタックしてくるのです。
■春の嵐接近
●潮位高くサラシが入る
大潮により日の出前後の潮位が高くなり、低気圧接近に伴いウネリ発生と条件が重なり最高のサラシが出来たタイミングでエントリーしました。
狙うべきサラシとスリットは大きく3つ。まずは一つ目。足場が高いのと足元までしっかりと泳いでくれるサラナ125fをスローリトリーブしてくると1投目からバイト!と同時にルアーを弾かれただけでフックアップぜず。こんな時は無駄に打って荒らさないようにポイントを休めます。1投でポイント移動、サラシ替えです。
2ポイント目、ここは足元に当たったサラシが一ヶ所だけ沖に伸びるような条件。まずはサラシの沖から引いてきます。ここは無反応。次はサラシの根本。ここも無反応。そして次はサラシを横断させるゴールデンコース。思った通りのタイミングでヒット。そこまで大きくは無いですが丸々の60クラスをゲット。
まだ入っているかと思いましたがこの一個体のみでした。
そして3つ目のサラシへ移動。ここは少し離れたシモリり波が当たって手前に伸びてくるポイント。スリットの向こう側へ着水させて波に乗せて誘います。しかしここは出ず。自分の中で本命だったので少し落胆します。
最後にポイントを休ませておいた一つ目のサラシへ。休ませて正解でした。同じコースに入れると見事に一発で出てくれました。
この日はこの2本で終了としました。ルアーは2本ともサラナ125fでした。
■風波で、多少のサラシ
●タイミングが合えばドンと出てくれる。
そして別日。またしても休日とウネリのタイミングが合ったのでヒラスズキ狙いでエントリーです。ポイントに着くとなんか様子がおかしい。。
低気圧によるウネリが入ると波の波長が長くなるので、岩に当たったサラシが広がる時間が長くなります。しかし当日はそのサラシの時間がとても短く感じました。原因はおそらく風波です。波はあるけれどウネリというよりも東からの風で出来た波なのでピッチが細かいのです。
こんな時はタイミングを測らないとヒラスズキは出てくれません。まずはサラナの125fで探っていきます。まずは一つ目のサラシ。細かい波に合わせてココというタイミングでキャスト。ゆっくりとリトリーブしてくると、バシャっと出てからUターン。
実はこの細かい波の時はミスバイトが多発してしまうのです。気を取り直してポイントを変えます。
次のポイントは手前から沖までサラシが伸びるような条件。ひとまず沖側を流そうとルアーを入れると思いの外あっけなくヒット!と同時にファイト1秒程でフックオフ。。立て続けのバラしにへこみます。
またまた移動して今度は足場がかなり高いところ。出ても取れるかな?というところでしたが、こういうところは出てしまうんですよね。ミスバイト後に食い直してヒット!下手に潜られまいと強引に寄せて間髪入れずに抜きあげます!
なんとか取れました!バラしの後だったので小型ですが感無量です。
この後大きく移動。この時点で潮がだいぶ引いてきたのですが、敢えて残っていると信じてドシャローエリアへ。居るかと思ったのですが一通り投げてトレースしてノーバイト。
見切ろうかとしたのですが、良いセットの波が入ってくれたのでハルカ125fをキャスト後に気持ち速巻きを入れるとズドン!
小型ですが良いバイトをしてくれました。
このヒラスズキゲームはルアーを入れるタイミングによってバイトがあるかどうかが変わってくる面白い食性を持っています。コレばかりは現場で試さないとわかってこないので経験値を積んでいこうと思います。
〜tackle data〜
rod Smith:boron long carey
reel Shimano:ストラディックSW4000xg
line ygk:upgrade pe 1.5号
lure Smith:サラナ125f 95f