真夏の秋雨前線に見舞われた日本列島。前回の釣行時点で結構な雨量であったのに、更に降水は続いて湾内は壊滅的な水潮状態になりました。こちら伊勢志摩地方は大河川が少ないのと、黒潮の影響で濁っても知れているのですが、今回は流石に大濁りとなりました。
■シーバスにトライ
●まずはサラナ110fで
豆アジは濁りが入ると良いとはいえ、こんな状況では流石に釣りになりませんが、シーバスならどうか?ということで前回調子が良かったポイント周辺を攻めてみることにしました。ポイントにエントリーするとやはり激濁り。。。こんな状況で果たして魚は見えるのか?
下げ潮の良いポイントなので満潮時からスタンバイをします。潮が折り返し、流心は下げの流れ。手前は反転してその間にヨレができます。雨で濁ってはいますが水位はそこまで上昇していなくて潮流としては良い条件が出来ています。
まずは前回好調だったサラナ110Fから試してみます。1投目、ヨレをクロスさせるようにキャスト。スローリトリーブでゆったりとウォブリングをさせながらヨレの中に入れると、バイト!しかし乗らず。魚は居ます。
次はヨレのキワを通すコース。相変わらずのスローリトリーブ。するとバイト!しかしやはり乗らず。ポイントを休めて再度クロスにキャスト。小さなアタリを乗せるとなんとかヒット!
小型ではありますが、この濁った状況でも食ってきてくれました。
■やはりウォブリング
●バイブレーション× サラナ○
サラナ110で釣れはしたものの、バイトの出方からしてパターンが合っている感じはしませんでした。そこで目先を変えてバイブレーションを通してみます。リフトアンドフォールやナチュラルなリトリーブを入れてもこれまた反応しません。
やはりゆったりとしたS字系のウォブリングが良いみたいです。そこで今回はサラナ110からサイズを上げていくことにしました。濁りの中でより魚に見つけてもらおうという魂胆です。
と言うわけで110→125にサイズアップ。すると数投で答えが出ました。50クラスですがナイスファイトをしてくれました。
ポイントを休めてからもう一度ヨレをクロスで狙ってみます。すると、突き上げるようなバイト!弾かれそうになりながらもティップを柔らかく使って乗せます。掛かり所が悪い気がしましたがなんとかキャッチ。
突き上げ系のバイトは顎下に掛かることが多いです。
■もしかして大きい方が良い!?
●サラナ147srで連発
ルアーサイズを110→125と上げたとこでバイトの出方が明確になった気がしました。そこで更に上げたらどうなるかな?とルアーケースを見ると、サラナ147SRが入っています。ということで試してみます。サラナ147SRはリップが短い分シャローレンジを引いてくることが出来るのですが、立ち位置が高い場合、いきなりスローに引くと泳ぎ切らない場合があるので、着水と同時に1巻き素早くリーリングしてルアーの鼻面をしっかりと水面下に入れてあげます。後はスローに引けば浮力が釣り合ってフラフラと絶妙に泳いでくれます。
相変わらず出来ているヨレの中に入れるとなんと1発でヒット!バイトも深い感じがします。ゆっくりとやりとりをしてランディング。
50クラスと小型ですが、このサイズのルアーに食ってくることが逆に面白いです。このヒットでサイズが大きい方が良い気がして更に探っていくと、またしても明確なバイトと同時にヒットです。食いが深く安心してやり取りできました。
更に更に探っていくと、またしてもバイト1発でズンと乗ります。スルスル寄ってくるのでまたしても小型か?と思いましたが手前で暴れ出してからまずまずのランを見せてくれました。バレないようにゆっくりとやりとりをしながら寄せてくるとまずまずサイズ。
無事ランディングできたのは70には届きませんでしたが重量感ある太い個体でした。この個体に満足して納竿としました。
おそらくこの濁りの中でボリュームで存在感を示せるルアーが良かったのだと感じました。またサラナ147SR、今回で使い方や活躍する場面がなんとなく分かってきました。更に使いこなしていこうと思います。
〜tackle data〜
rod Smith:プロトロッド
reel Shimano:ストラディックSW4000xg
line ygk:upgrade pe 1.5号
lure Smith:サラナ110f 125f サラナ147SR