三重県沖パヤオジギングにてメバチマグロゲット

三重県沖のパヤオ(浮漁礁)ジギングに行ってきました。毎年5月末くらいからキハダにメバチ、カツオなどがついて賑わうのですが、今年も例年通り魚が濃いということで突撃です。

■爆流、ぶっ飛び潮

●ジグ500g:200m以深で一撃

ジグはポイントに着くまでに装着しておいてスタートと同時に落とせるようにするのが私なりの心掛けなのですが、ポイント到着してパヤオ近辺の様子を見ていた船長からぶっ飛び潮とのアナウンスが。船速にして3.5ノットオーバーとのこと。400gをひとまず装着していたのですが、これを聞いて即座に判断。500gにチェンジです。

 

三重県のパヤオは遊魚が入れるのが8:00なので、時刻を待ってスタートです。早速ジグを投入します。500gですが爆流+ドテラ流しでどんどんと船から離れてライン角度が出てきます。

 

この釣りは水深が1000mを超えるのでクラッチを戻すところ。シャクリ出すレンジはこちらで選択しなければなりません。ということであらかじめヒットレンジを聞いておいたのですがバラバラとのこと笑

 

そこで500gでディープゾーンを攻めることにしました。人があまり入れてないであろうレンジに的を絞ります。ライン放出量で210mからスタートします。アクションはゆったりめのワンピッチジャーク。大きめのラインスラッグを作ってフォールの間を確実に作ってあげます。10mほど棚を上げて再度ゆったり大きめのワンピッチで誘っていくと、190m台に差し掛かったところでジグがフワッと持ち上げられます。瞬時にフッキングへ移行するとズドン!と重みが乗ります。一投目から狙い通りにヒットです!

 

それなりの重みに良いサイズだと確信します。しかしこちらは5号タックルで挑んでいるので余計なドラグは出しません。190m先でのヒットです。抵抗されるとロングファイトが強いられるので行けると判断したタイミングで一気に距離を積めます。無事100m以内まで詰めたタイミングで魚が横を向きました。ここで無理をするとブレイクや口切れになるので耐えて頭をこちらに向けるのを待ちます。

 

そしてまた一気に30mまで詰めました。ここでマグロ特有の回転する泳ぎ方に。船の下へ入るときには耐えて、前へ出てきた時に距離を詰める。基本的なことを着実にこなしてリーダーイン。そのまま上手く誘導して魚がポコンと浮いてくれました。船長がドンピシャでモリを打ってくれて勝負アリ。

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26.4キロのメバチマグロ。最高の魚に出会えました。

 

ファイトタイムは約10分。ほとんど走らせず、かつ強引ではなく柔軟に上げてくることが出来ました。

■パヤオジギングタックルについて

●pe4.0〜5.0号推奨

タックルについてですが、パヤオジギングに関してはpe4.0-5.0のタックルを推奨します。オーバースペックに思われるかもしれませんが、無駄に走らせたりするとパヤオのロープに巻かれる可能性があります。また、そもそも50キロオーバーの大型マグロが潜伏しています。少しでも距離を詰められるドラグ設定にできるラインシステムを用意しておく必要があるかと思います。

 

またロッドは200m以上ラインを放出してもジグが動かせるスペックのものが必要になります。深いところだと300m放出してヒットした例も多々あります。

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〜tackle data〜

rod:Smith AMJX-c61XH

reel:Shimano オシアジガー4000

line:ygk jigman×4 5.0号

leader:varibass ocean record 100lb

lure:Smith ムラマサ3sTS 500g

hook: cultiva Bluechaser11/0

スプリットリング:cultiva hyperwire #8

■後半はカツオキャスティング

●スキッピングかアンダーウォーターか

カツオの存在も忘れては行けないということで、後半はカツオキャスティングに的を絞りました。パヤオでのカツオキャスティングは難易度が高いのが通例です。よってその日のパターンを見つけていくことが大切です。

 

まずはルーディッシュからスタート。カツオナブラでは実績の高いルアーです。水面直下を泡を立てながら強ウォブリングで引いてきます。しかしノーバイトです。

 

次にスーパーサージャーのスキッピングに変更します。着水直後にラインスラッグを取りロッドを立てて高速リトリーブします。出来るだけ水の中にルアーを入れないイメージでスキッピングさせてくると、ルアーの後ろに飛沫を上げながらチェイスしてきました。止めないことがポイントで見切られないように誘い続けるとヒット。

 

久しぶりにカツオとのファイトはやはり引きます。

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ルーディッシュとサージャー、高速リトリーブをした場合、レンジの違いはほんの数センチ差ですが、この数センチ潜るか浮くかで劇的な差が出ます。

 

ひとまずこの2つのルアーでその日のパターンを探して答えを出すのが私の中での最近のカツオキャスティングとなっております。

■サージャーのスキッピング

●カラーはクリア、シルバーどちらでも

カラーは基本的にはカツオにはクリアと思われがちですが、実際はどうかな?ということでシルバー(透過性なし)のスーパーサージャーを試してみました。するとやはり食ってきます。

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ヒット率もそこまで変わりませんし、この日に限ってはカラーは関係なくて、アクション、レンジが最大の要因であったと考えます。

 

もちろんシラスナブラなどベイトによってはカラーに偏ることもあるので、その日その日でパターンを探し出していくことが大切だと思われます。

 

このカツオキャスティングは本当に奥が深いです。同船者の方から釣り方を聞かれましたのでお伝えしたところ、無事一本取って喜んでいただけたのがこちらも嬉しかったですね!

 

〜tackle data〜

タックル①

rod:Smith GTK-74pg

reel:Shimano ツインパワーsw6000hg

line:pe3.0 leader 60lb

lure:Smith ルーディッシュ95HS、スーパーサージャー

 

タックル②
rod Smith:サワラ、カツオ用プロトロッド

reel Shimano:ツインパワーxd5000xg

line ygk:upgrade pe 1.5号

lure Smith:スーパーサージャー