チニングの本格シーズンということで、伊勢志摩の各河川も水温が上がりチヌの活性が高くなっています。と言うことでまずはナイトチニングの調査に出かけました。
エントリーしたポイントは川端の割に流真は狭いようなポイントで潮位が下がるとポイントが絞りやすい場所です。タイミングを見計らってエントリーすると20分で3バラシの1キャッチという結果でした。
カラーはグリパンレッチリーです。ちょっとバラし過ぎでしたがやはり釣れますね。
▪︎デイチニングのクロダイは成り立たないのか??
ナイトチニングに関しては、昨シーズンにそれなりにやったので釣れることはわかっていました。ポイントとそのタイミングを合わせればバイトは確実に得られます。ところがこれが日中になると難しいのです。
ご存知の方も多いかと思いますが、クロダイとキチヌ(キビレ)は性格が全然違います。キビレは昼夜問わずボトムチニングに高反応を示すのに対して、クロダイは夜は比較的良く反応してくれますが、日中となると本当に難しくなります。
ただこちら伊勢志摩はクロダイの生息数がとてつもなく多いので、クロダイのデイチニング成立を今シーズンの目標としました。
▪︎条件絞り〜時間帯、潮位
デイクロダイチニングを成立させる為にまず考えたことは条件を絞ることです。河川を色々と変えて回ろうかとも思いましたが、ホームとしている河川に絞ることにしました。その方が釣れる条件がわかるようになるかと考えたからです。
▪︎正午前後〜真昼間は全くダメ
時間帯しばりと言うことであえて真昼間にエントリーしてみましたが、これが全くダメで、ノーバイトに終わる日がほとんどでした。逆にフグが多くてワームのロストになってしまうのでこの時間帯は避けることにしました。
▪︎マズメ+3時間は可能性アリ
そこでマズメの時間帯を調査してみることにします。するとわかってきたことが、どうやらマズメ+3時間つまり、日の出後3時間、日の入前3時間はバイトが得られることがわかってきました。
この日は上げの潮でポイントにエントリーしました。潮位がまだ低い為、流真が近いところから探っていきます。根掛かりが少なく幅広いポイントなのでロングキャストを繰り返しているとコンコン!と弾くバイトが得られます。乗せ切れませんが、その近辺でバイトが多いので魚が溜まっているようです。重点的に探っていくとズル引きに鋭いバイトが得られます。優しくフッキングするとジワっと乗ってファイト開始です。流れに乗ってよく引く魚でした。
満ち込みの潮がさしてきたのでポイントを移動します。これが正解でした。このポイントは川端が少し狭くなり、水深も全体的に浅くなるところです。フルキャストで探っていくとバイトが多発します。これは魚も多く、かつやる気のある魚のようです。数キャスト目、コン!と当たってから何度も何度もバイトを繰り返しながら足元でやっと食わせることが出来ました。横へ走る魚で苦労しましたが、無事キャッチできました。
お腹がパンパンです。
リリースしましたので胃の内容まではわかりませんでしたが明らかに捕食している個体でした。
このポイントは確実にボトムチニングに合っているので更に探っていきます。すると今度はいきなりドン!とあたりそのままフッキングが決まる深いバイトが得られました。そのままファイトに持ち込んで無事ネットインできました。
縦縞のある個体でした。この日はこれにて終了となりました。何よりもデイチニングでクロダイを当てれたことが大収穫です。伊勢志摩クロダイの日中チニングが少しずつわかってきました。
〜tackledata〜
rod:Smith プロトロッド
reel:Daiwaジリオンsvtw xg
line:ygk アップグレード×4 #0.8
worm:Smith コーバイチュー
hook:Smith コーバイフック