アカメをルアーで狙う場合、昨今ではやはりビッグベイトが主流となってます。ただ忘れてはいけないのがミノーイングです。リトリーブスピード、レンジ、角度、コース、全てが合わないとバイトには至らない難しい釣りですが、ハマると強いルアーです。
▪︎サラナ147MAXを選ぶ理由
サラナ147MAXをアカメに選ぶ理由は、大型フックを搭載できて、太いリーダーを入れてもアクションに支障がでないこと。コレが最大の理由です。
▪︎リーダー:ナイロン80lb
リーダーに関してですが、80lbを入れています。80lbを入れてもルアー付近のザラつきはひどく、この太さを入れておいて良かったと毎回思ってます。ただこの太さを入れると泳がない、もしくは支障が出るミノーが続出します。その点サラナ147MAXに関しては大型ボディとリップがしっかり水を捉えるのでちゃんと泳いでくれます。
▪︎フックサイズ:ガマ#1/0 オーナー#1
フックに関しては純正フックがそもそも1/0サイズが搭載されています。純正フックでも充分な強度を持っていますが、バイト自体あるかわからない希少な機会を確実にものにする為、後悔しないために交換しています。
そこで気がついたのですが、大手2メーカーのフックは若干異なるということです。オーナーカルティバの方が少し多い気がします。
サラナ147MAXに乗せるフックは、
がまかつ:SP→#1/0
カルティバ:STX-58→#1
が良いかと思います。青物狙い等であれば純正フックより多少大型のを載せて使っても問題ないですが、アカメ、かつミノーイングでのバランスは繊細にセッティングすべきかと考えます。
▪︎貫通ワイヤー搭載
サラナは80F、95F、110F、125F、147MAXとサイズ展開されています。そのうち147MAXには貫通ワイヤーが搭載されています。
ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので一つ解説を入れておきます。プラグにはアイと言ってフック、ラインを接続する金具が付いています。この金具の付け方が2種類あります。一つはエイト管、もう一つが貫通ワイヤーです。
エイト管は文字通り8の字の金具を使用して片方がプラグのボディに埋まっています。バス、トラウト、ライトソルト、シーバス、ほとんどのプラグがこのシステムで装着されています。
ところがモンスター級の魚と対峙する場合、ボディを破壊されることを想定しないといけません。その場合、エイト管だとルアーの下半分をちぎられて頭だけ帰ってくるという現象が起きるのです。
そこでルアーは壊されても魚を取るために、ラインアイからフックアイまでワイヤーで繋げる手法があります。これを貫通ワイヤーと呼びます。
マグロ系のプラグは基本的にこの手法が採用されています。アカメも40キロクラスになる魚です。かつ場所によっては強引に止めないといけない場合もあるので貫通ワイヤーを搭載しているかどうかは使う前に確認しておきたいところです。
▪︎ボディに大きな浮力があるということ
アクションについて最後に述べます。まずサラナシリーズはウォブンロールアクションです。ウォブリングとローリングを組み合わせたアクションをします。シーバスゲーム初期ごろからあるルアーです。この辺りは知ってる方も多いかと思います。
またこれは感覚的な話になりますが浮力の話。サラナ147MAXは大型ボディが大きな浮力を生み出します。リップがあるので潜行深度が出るのですが、潜っているミノーは常に浮力と喧嘩している状態になります。この状態の時におそらく魚に対して魅力的な波動を発していると感じます。というのもこの状態の時のバイトがとても多いからです。特にライン角度を変えた時。レベル状態から立ち上げた瞬間にバイトが出ます。今回のアカメもブレイクに差し掛かる瞬間にロッド角度を変えた瞬間でした。
以上よのうな理由からアカメのミノーイングにサラナを選択しています。また私の場合はサラナは他魚種でもこれまで長年使用してきているので、バイトがあったリーリングスピードやライン角度が身体に染み付いています。これらは不安な遠征先で投げ続ける安心材料にもなっています。
〜サラナ147MAXの金物系データ〜
lure:Smith サラナ147MAX
hook:cultiva STX-58 #1
split ring:cultiva hyperwire #6