三重県は志摩沖の冬の釣りターゲットはいつしかトンボ(ビンチョウマグロ)となったわけですが、やはり海流の影響が大きいので釣果にムラがあります。2025年の2月は釣果が下火だったことからも接岸が少なかったのだと推測していました。3月に入ってから釣行に行こうかと思ったタイミングで、高海水温の接岸に伴って釣果が上向きになりました。
▪︎前日釣果3桁!?
釣行前の準備をしていると、とある船の釣果が舞い込んできました。なんとトンボが100本オーバーというのです。というわけで嫌でも期待が高まります。各種ノットを完璧にして乗り込みました。
▪︎一投目、ファーストヒットはフォールバイト
ポイントに到着すると鳥あり、波ありの雰囲気は良さげです。これ以上荒れてこないでと祈りながらジグを落とします。荒れていたのでいきなり400gをセレクトしました。
前日の釣果を聞いていたらジグが落ちないのではないか?と思ったのですがそんなことはありませんでした。棚が浅いと聞いていましたがひとまず150mまでを行ったり来たりして誘います。落とし直しで150m付近に差し掛かったところでフォールの変化に違和感を覚えてフッキング。1発でフッキングが決まりファイト開始です。この個体は全く引かずにスルスルと上がってきて船縁で暴れるタイプでした。同船者とまつらないように気をつけながら無事ネットインとなりました。
▪︎棚が上がり連発劇のスタート
私のヒットした魚に群れがついて棚が上がったのか他の方は浅い棚でどんどんとヒットしていきます。隣の方についてはリーダーが見えてからヒットするなどとてつもなく浅いところまで魚が入っていているようです。
よって次は70mほど落としてからワンピッチで誘ってみます。すると怒涛の連発劇のスタートとなりました。高活性時にワンピッチが効くことを経験から知っていたので試したところこれがどハマりとなりました。
▪︎他者のヒットレンジの少し上で
トンジギは基本的に乗り合いが多いかと思いますが、ヒットした場合、同船者へヒットレンジ(ライン出し)でコールをします。これは連鎖を狙うためです。この日は活性が高かったのであえてヒットレンジの上でジグを止めてそこからワンピッチでしゃくりあげるとヒットするパターンが成り立ちました。
▪︎ジグを取り合いしている
ここまでヒット数が増えるとやはりバラしも出てくるわけなのですが、今回はそのバラしの中にもヒットがありました。何を言っているのかというと、ヒットしてファイトをしているその魚に他の魚がついているので例えバレたとしてもそのまましゃくると即ヒットとなるわけです。最低でも3回は魚が変わったなと感じながらファイトをした経験を得られました。
もう数えていられませんでしたが、おそらく18ヒット13キャッチといった釣果だったと思います。ヒットジグはムラマサ3s400g チャートグローの()がローライトに効くのか最高のヒット率となりました。
帰りの私の車内です笑
こんな日はほとんどありませんので噛み締めながら今この記事を書いています。
〜tackle data〜
rod:Smith AMJX-c61H
reel:Shimano オシアジガー2000hg
line:ygk jigman×4 4.0号
lure:Smith ムラマサ3sTS 400g(グローヘッド,シェルピンクライン)
hook:vanhook jigen 7/0
根付け糸:ザイロン30号
スプリットリング:cultiva hyperwire #7