伊勢志摩で海を覗くと、通年ではないけれど季節限定でシーバスがついていることがあります。そして遭遇した時に限って竿を持っていない笑
今回は初夏に出来る小場所シーバスゲームの話です。
▪︎どうやら餌が入ったようで
梅雨から初夏にかけてはシーバスが足元の明暗にポジションを取る傾向がこちらではあることがわかってきました。要因としては水温が一気に上昇する時期であることと、餌が手前まで寄るからだと踏んでます。
ということでポイントを覗くといきなりボイルが確認されました。出来るだけ自身の影を落とさないように暗部を見るとシーバスが定位しています。
小場所に強いジョイントベイトをすかさずキャストします。すると一撃で捕食音がします。しかしミスバイトでフックには触れてくれませんでした。
▪︎明部でのボイルが有効
シーバスゲームをしているとボイルの起こるポジションが色々とあります。明暗がある場所では、暗部、明暗部、明部と大きく3つがあります。場所の特性もありますが、やはり一番多いのが明暗部です。シーバスが暗部にポジションを取り、明暗部に流れてくる餌を捕食するからです。
なぜシーバスが暗部にポジションを取るかというと、警戒心から身体を隠すからです。ところが、明部で捕食が行われることもあります。この時は比較的警戒心が解かれている場合が多く、ミスバイトが少ない気がします。
投げすぎも良くないので海面を観察していると、明部でのボイルが起こりました。そして次の瞬間、複数のボイルが起こりました。1箇所でナブラのようになるのではなく、あちらこちらで起こります。
よって広範囲に明部を引いてくるといきなり海面が爆発してファイト開始です。ロッドは太糸のベイトタックルを使用しているので強気に出ようかと思った瞬間、とんでもない突っ込みを見せてくれました。慌ててロッドを追従させて対応します。小場所で障害物が多いので無駄に走らせずに無事キャッチとなりました。
70オーバーの大型個体でした。
▪︎餌が何なのか？？
この時期のシーバスは脂が乗ってとても美味しいのでこの個体は頂くことにしました。そして捌いてみるとベイトにびっくりしました。
アナゴのレプト？？
ギンポ？？
こちらに関しては現在調査中ですが、このタイプのベイトは水面直下をクネクネ動くタイプです。つまりシンキングペンシルの表層引きが絶対ハマります。
▪︎シンキングペンシル大当たり
というわけで別日に再度エントリーしました。先日よりはボイルは起こっていませんが、暗部には姿が確認できますし魚は入っていると確信します。
まずは明暗部から狙います。若干明部側に着水させて、ゆっくりと平行に明暗をなぞります。すると一撃でバコっと捕食音を立てると同時にヒットです。いきなりのエラ洗いに耐えると今度は下へ突っ込みます。若干ドラグを出しながらも走らせられないポイントなので強引に寄せます。こういった時はベイトは楽ですね。まだ暴れる個体を一気にネットインしました。
ナイスサイズのスズキです。
まだまだ魚の気配があったので次は明側を探ります。若干ダウン気味に投げ入れて、ロッドを立てぎみにキープ。できるだけ表層でフラフラとするイメージで引いてくると次は捕食音控えめにバイト。我慢して我慢してロッドがしっかりと入ってからフッキングを入れてファイト開始です。
こちらはいきなり走るタイプの個体でした。指でプラスのドラグ力を入れて止めます。ロッドワークは最小限にして距離を詰めます。こちらも無事ランディングとなりました。
こちらも60オーバーのナイスサイズのスズキでした。チェリーブラッドll90sの新色です。
夏の小場所シーバスが開幕といった感じですね。引き続き調査をしたいところです。
〜tackle data〜
rod:smith KOZ.EX-C68MH/2
reel: Daiwaジリオンhdtw 1000xg
line:pe #3.0
leader:varibass oceanrecord nylon60lb
lure: sトラウト チェリーブラッドll90s
