アカメに惹かれて初めて高知県を訪れたのが2018年でした。あの時は本当に最果てまで来てしまった気がしましたが、気がついたら第四の故郷?ってくらいまで景色や街並みに慣れてきました。そんなことを思いながら浅い睡りから目覚めたのが11:30 車外に出て天気を確認するとまだ雨が降っていません。曇り空ではありますがいつ天気が崩れてくるのか?と雨待ちの気分です。この時点で延長を確定させました。何を隠そう、DAY3で終わりの予定でしたので+αのスタートです。
▪︎+α DAY4スタート 中潮 曇り→大雨風
ポイントはオープンエリアに絞ります。まだ雨が降ってきていませんが、曇りということでデイゲームからスタートをして天候の変化するタイミングをしっかりと打ち込もうという作戦です。
〈14:00〉
エントリー。ど干潮からのスタートフィッシングです。どんより曇り空の中、トップゲームだろう!とメガドッグを装着してキャストスタートです。ポイントは貸切なので潮の流れ、ベイトの有無を確認すべく全方位をくまなく探っていきます。相変わらずのドッグウォークで探っていきますが、もちろんそんな簡単に水面を割ることはありません。
▪︎ベイトは濃度均一、潮流変化でポイントを選ぶ
エントリーしたオープンエリアをくまなく見て回った結果、どこもベイトの濃度は均一でした。ベイトの種類はボラ。30cm弱のイナッコと60クラスのデカボラです。これは今回の遠征で通して同じでした。ということで、ポイントは潮流が出来るだけ発生するような立ち位置を確保することに決めました。
▪︎雨が降りだした。トップ→表層へ
天気が崩れてきてついに雨が降り出しました。
〈15:00〉
このタイミングでルアーをトップからシンキングへ変更しようと思いつきます。数年ほど前からアカメのデイゲームはトップという認識が広がり、現にトップで釣られたアングラーさんをお見かけしたこともありました。ただデイゲームでも、全てがトップというわけではないのでは?と思ったのです。特に曇り空の日に関しては。シーバスやヒラスズキをやっていて思うことは、曇りの日だと低気圧の影響で魚のレンジ自体が上がるので表層系のルアーで釣れることが多くなります。つまりナイトゲームと似た状況になります。逆にトップが良い時は、晴れの日などボトムやシモリに着いている魚に対して、ルアーを水面で見え隠れさせることで一気に上昇させて口を使わせることです。もちろん低気圧時もトップは釣れるのですが、ベイトのレンジが水面下50〜100cmといったところだったのでデイゲームですがシンキングであるスライドスイマー250へ変更します。
▪︎潮の流れが緩む?ポイントを移動
潮流が出来るところに立ち位置を固めてスライドスイマー250を全力でキャストしながら探っていたのですが、
〈16:15〉
潮が緩んでしまったのでポイントを思い切って見切ることにします。
※この移動が後ほどの展開につながります。
▪︎雨が強くなってくる、ウィンディーサイドになるポイントへ
ポイントを移動するにしても全体的に潮流が動いていない感じがしたので頭を抱えましたが、天気予報を見ると雨風が多少強くなる感じでした。そこで思い切ってウィンディーサイドを選ぶことにしました。つまり向かい風になる立ち位置です。この辺りの感覚は今までのロックショアから得られた感みたいなものです。
立ち位置を再度決めてキャストを開始します。ポイントとしては足元から数メール先にちょっとしたブレイクがあり、その先はそんなに水深が変わらないであろうレイアウト。つまり、アカメの回遊ルートとしては立ち位置からは近い。そしてバイトもおそらく近距離だと判断します。
▪︎スライドスイマー250のアクション
スライドスイマー250はスローシンキングで設定されているビッグベイトです。このルアーはゆっくりのただ巻きでs字スラローム。ジャークで左右にスライドします。アクションはひたすらに以下をやってきました。
・1/2リーリング - 5回
・ストップ
・1/2リーリング - 2回
・ストップ
を1セットとして足元までしっかりと誘います。リーリングジャークの感覚は結構速めとし、ストップはルアーが自走してスッと動いてくれるイメージで間を作ります。
▪︎待望のファーストバイト
〈18:20〉
キャスト。着水。直ぐにアクション開始。5回ジャーク。ストップ。2回ジャーク。ストップ。次のジャークを入れた瞬間でした。ロッドがゴンっと弾かれた。と同時に
ゴボっ!!
という音が水面を割きながら辺りに響くほどに鳴りました。
肝心のフッキングはというと、ルアーには重みが乗らずにミスバイト。
何ということだ。延長して天気の崩れまで予測して導いたのに今回もまたミスバイトで終わるのか?と。膝から崩れ落ちそうになりました。
▪︎セカンドバイト→ヒット→?
もしかしたら地合い?それともボラにルアーが当たっただけ?と心拍数が急激に上昇することを自負しながらも、都合の良いように捉えようと自分の気持ちをコントロールします。
ミスバイトから次の5投目。リーリングジャーク中のロッドがドーンと持って行かれていきなりのファイト開始です。
ついに来た。
更に上がる心拍数。しかし頭は冷静に。そう言い聞かせながらロッドコントロールでランディングポジションまで誘導します。相当な重量感です。左右によく泳ぐと思いながらリーダーが入り、魚体確認。
大型のアカエイでした。
。。。
これまた心をえぐられます。こんなにもビッグベイトアカメが遠いのか?と。
毒針に気をつけながらプライヤーで慎重に針を外してリリースします。リーダーをチェックして、板鰓類だから傷つかないよなと少し冷静を取り戻したことを覚えています。
直後、ついにその時が来ます。
▪︎暴風雨。3度目の正直。アカメヒット
アカエイをリリースしてから数投しながら頭をリセットします。エイで残念だったけど、生息する魚全体が浮いているのではないか。
〈18:40〉
そんなことを考えていると雨足、風が強まります。暴風雨です。今まで放射状にキャストしていたコースも、風に対して正面に投げないとスラッグが出来てしまいます。もちろん飛距離は風に押されて短くなりますが、バイトポイントは近いと信じて投げた一投。
2ジャーク。
ストップ。
5ジャーク。
ストップ。
2ジャーク。
ストップ。
コンっ!!!!!
ポーズの間で吸い込んだイメージが丸わかりのバイトの衝撃がロッドに伝わります。1テンポ遅らせてロッドに重みを感じてから巻き合わせ気味にフッキング。
フックアップを確信します。
頭を振りながらズン!ズンとした引きを感じたと思ったら身体半分を出して豪快なエラ洗い。
夕暮れ時の薄暮に銀色の魚体確認。アカメです。
魚体が着水するとファーストランが始まります。いやはやトルクが強い!ただ8号タックルなのでこれくらいなら止められる。マグロとのファイトを思い出しながらプレッシャーをかけます。
向こう側へ走らない分2発目のエラ洗い。薄らと反射する赤い眼球が脳裏に焼き付きます。この時点でルアーが丸呑みされていることを確認します。ほぼバラすことはないだろうと強気のファイトに出ます。
3,4回目のエラ洗いでは魚体が近くに来て暴れる飛沫で自分がずぶ濡れになります。
そしてランディングポジションへ上手く誘導します。よしやったと思った時、最後の豪快なエラ洗い。アカメはこれがありますね。ヒヤッとしましたが、フィッシュグリップを無事に入れることが出来ました。

このルアーで釣るまで本当に長かったです。初めてのアカメを釣るまで何度も悔しい思いをしてきたルアーだけに、走馬灯のように思い出します。
ずぶ濡れで、顔も泥だらけで。それでも嬉しくて、感無量です。

100cm 自己対記録です。
相当ウエイトがある個体でした。

蘇生にしっかりと時間をかけて無事にリリース完了。
ついにビッグベイトアカメに蹴りをつけることが出来ました。ほんとに長かった。自分の中で30代のうちにアカメ釣りで目標としていたことを達成することが出来ました。
これにて4匹目のアカメとなりました。釣れなくて苦しんでいたあの時期が嘘のようです。まだまだこの魚を語ることは出来るレベルではありませんが、目標としてはサイズアップ。ミノウオクラスとさせて頂きます。
ちなみにこの後は更に暴風雨となり、釣りは納竿としました。この後食べたラーメンは美味しかった。そして、滑り込みのように23時に高知ぽかぽか温泉に入りました。他のスーパー銭湯が出来たので最近は行っていませんでしたが、思えばこの銭湯には釣れなかった時期の思い出しかなくて、今回はこちらの銭湯に入りました。雨でずぶ濡れな身体を温めたからなのか。エモーショナルなのか。今までで一番気持ち良いぽか温(高知県民の略し方)でした。
この後深夜の帰路となったのですが、工事規制の通行止めが至る所であるので迂回や下道を多く走って無事帰宅となったのですが、帰り道の風景は忘れないと思います。
〜tackle data〜
rod Smith: MH-KOZⅢ753SH
reel Shimano:カルカッタコンクエストmd 300xg
line ygk:オッヅポートpe 8.0号
leader varivas:ocean record 120lb
lure deps:スライドスイマー250