シマノのスコーピオンmdについて約一年ほど使用したのでインプレします。ブレーキシュー交換やロックショア、ショアジギ、ジギングで使用してのトラブルなど記録として残します。購入検討の方は参考にしてください!
■ジギングでの使用感
●XGギアが回収楽
ジギングでの使用感から述べます。使用したのは富山湾でのアカムツジギングにて。購入時のハンドルはノーマルを選択したのですが(スコーピオンmdはロングとノーマルのハンドル洗濯が出来ます)、ジギングには不向きのためにゴメクサスのパワーハンドルを装着して使いました。
糸巻き量充分で、180mという深場でもストレスなくしゃくれました。特筆すべきは回収能力で、XGギアなので深場からの回収がとても楽でした。
デメリットを挙げるとするとドラグ性能で、ドラグサウンドが無いことと、オシアコンクエストと比較すると滑らかさは負けるなという印象でした。またドラグが一気に効くので(モンスタードライブの特徴なのかな?)、調整が難しいです。ただそもそもビッグベイトゲームへのセッティングでしょうからそこは仕方がないかとおもいます。また、これもまたオシアコクエストとの比較になりますが、剛性感でいうとこれもまた劣るかな?という感じです。オシコンがジギング特化リールなのでこれもまたしかたがないですね。
ただ充分使えますので良いリールかと思います。
■ロックショアでの使用
●ビッグベイトに青物掛かっても楽勝
サーフなどのショアジギで使われる方も多いスコーピオンmdですが、私は大好きなロックショアで使用してみました。使用したルアーはSmith ビワー sトラウトで重さにして約85g。これを投げて3.5キロ、75cmのワラサを釣ったのですが、楽勝のぶっこぬきでした。
pe6.0号を使用していたということもありますが、ファイトでリールが巻けないということもなく、ギアの強さが伺えました。またビッグベイトで潮流のあるロックショアで使っても問題ないのでショアジギなどでも余裕かと思います。
■ブレーキシュー交換について
●シューが削れる問題と対策
ブレーキシューについて少し述べたいと思います。はじめに言いますが、これはデメリットです。
まずスコーピオンmdのブレーキシューですが、8ピンが採用されています。
いわゆる旧SVSなのですが、赤矢印のようによく見るとブレーキシューが短くなっています。
並べると一目瞭然です。この削れたシューはオン状態で使ったもので、削れた理由はブレーキパイプの内側とブレーキシューの摩擦によるものでした。
遠心でシューがパイプ側に触れることでブレーキが掛かるわけなのですが、釣行後に確認するとブレーキパイプの内部に削れたカスが溜まっていました。
色々とユーザーの意見を聞くと、削れる人も削れない人もいるみたいでいわゆる個体差だと考えられます。
私はこの対策にオイルを内側に薄く塗りました。すると、
左がオフ、右がオンだったのですが、ほとんど削れていませんでした。これが対応策かと思います。ご参考にしてください。
またシューの交換についてなのですが、スコーピオンmdには交換用のブレーキシューが付属されています。
左のグレーが付属品で右の白いシューがノーマルです。付属品は初めからサイズの小さいシューということです。サイズが小さくなるので遠心ブレーキが少し弱まって飛距離が出るということになります。
ちなみに私は削れたついでに半分をこちらの付属品に変更しました。飛距離は気持ち伸びたかな?という感じですが、そこまで大差があるようには感じられませんでした。
■バッククラッシュは極端に少ない
●20gくらいから投げられる感じ
スプール径についてですがこのリールは43mmと糸巻き量がPE6.0号で120m入る化け物キャスティングリールです。その割に幅が22mmと案外ナロースプールなのでキャストの立ち上がりも軽く、思ったよりも軽快にキャスト出来ます。
こちらのミノーで21gなのですが、全然投げられました。ビッグベイト、ジャイアントベイト特化リールというイメージでしたが、ちょい重めのルアーならバーサタイルに投げられます。
最後になりますが、個人的には良い買い物をしたと思っています。なにせ安いです笑
良かったら参考にしてくださいね。