伊勢湾でのタケノコメバルの水揚げは意外にも多く、サイズも50センチを超えるようなものを何度も目撃したことがあります。こちらでは釣りものは何かしらあるのでロックフィッシュをやり込むことは有りませんでしたが、2年ほど前に、偶然タケノコメバルと出会うことがあったのをきっかけに本格的に探すことにしました。
■シーズンは?
●冬の冷水温期
ロックフィッシュゲームとしてタケノコメバルを狙うシーズンは冬〜春にかけてです。ちなみに、タケノコメバルと同時にクロソイも狙うことにしました。理由としてはどちらも水揚げを確認していること、また適正水温も同じであることが挙げられます。両者とも冷水温を好み、14℃くらいで状態良く飼育できる魚だからです。
■タックルは?
●ベイトのテキサスリグ
タックルについてですが、ひとまずテキサスリグで狙うことにしました。やはりどうしてもテトラ周りや沈み根をタイトに狙う釣りになるのでフックポイントが隠れるテキサスリグを使用することにしました。
大袈裟かもしれませんがリーダーは60ポンドを使用します。以前キャッチはできたけど35ポンドでズタボロにされた経験があって、掛けた魚をブレイクしては魚に申し訳ないので、pe4.0号を入れたベイトタックルで挑みます。
■ポイント、タイミングは?
●汽水域に餌を探しに入ってくる
さて肝心のポイントなのですが、やはり根魚。身を寄せるようなストラクチャーがあることは最低条件なのですが、実は汽水域にも上がってくるのです。この事象に気がついたのが2年前でした。クロソイやタケノコメバルは飼育下においては低塩分を嫌いますが、おそらく潮のタイミングを見計らって捕食に上がってくるんだと思います。
実はこのタイミングを掴むのにだいぶ苦労をしました。
■今シーズン初のロックフィッシュ
●いきなりタケノコの40オーバー
というわけで今シーズン初のロックフィッシュゲームに行ってきました。ちなみにワームはいつもの狂輪波。居れば直ぐに答えが出るので短時間勝負です。
ポイントとしては駆け上がり付近に根がセットになっているような根掛かり対策必須ポイント。もちろんスタック防止の為オフセットフックでのセッティングです。
ブレイクの奥から着底させてボトムパンピング。横方向に約10mある根を細かく探っていきます。
そしてある一投。そろそろ根に差し掛かるか?ということで乾いたバイト。一瞬根か?と思いましたが、数秒待つと生命感。一呼吸置き、吸い込ませる間を入れてスイープにフッキング。けっこうな重量感。一気に引き剥がそうとしますがトルクある引きで持って行かれて一瞬スタック。テンションを抜こうかと思いましたが再度突っ込むので強引に止めて浮かせる!そのまま水面まで連れてくるとデカイ!見るとしっかりとオフセットフックが掛かっているのでフィッシュグリップ使ってキャッチ!
ついにこのサイズを出すことが出来ました!
厚みがすごい。
感無量でした。
このポイントはテキサスリグが適していますが、今までもメバルのプラグやワームでのスイミングで釣ったことがあるのでテキサスだけじゃなくて他のルアーや釣法でもアプローチが出来ると思います。引き続き調査予定です。
〜tackle data〜
rod:smith KOZ.EX-C77SLH/2
reel:Shimano Antares DCMDXG
line:pe4.0 leader nylon60lb
lure:smith 狂輪波
hook:smith GYオフセットフック3/0
sinker:smith TGバレットシンカー 5/8oz