季節もだんだんと春へ向かっていますが、まだまだ極寒期のヒラスズキシーズンが続きます。そんな中Smithさんよりプロトミノーをお預かりしましたのでそちらを使ったミノーゲームを展開してきました。
■東ウネリの日
●プロトミノーのローリングドリフト
ヒラスズキシーズンでもいつでも釣れるわけではありません、基本的に太平洋側の三重県かでは北西風だと凪になるのでオンショアの風、つまり東〜南のウネリが必要です。というわけで東ウネリが入ったタイミングでエントリーします。
状況としてはそれなりにウネリがあってサラシが出来て良い感じですが、先行者の痕跡ありとあまり期待できません。ただアプローチの仕方を丁寧に出来れば答えてくれる魚なのでトライしてみます。
ちなみにプロトミノーですが、昨秋から使ってますがリトリーブするとローリング主体のミノーです。この日は波の方向とは違う風が吹いていたので風上側に投げ入れてスラッグを使ってドリフトさせます。
この時使用感としてはほとんどありません。風に押されたラインが海面を走りますがその入力で十分ミノーがロールしながら泳いでくれます。
良いタイミングで入れられた1投、ゴンゴンとラインに伝わるバイトと同時にファイト開始。めちゃくちゃ走り回る個体でしたが寄せます。一つ岩を越えさせないといけませんが、波のタイミングに合わせて乗せ切ります。
プロトミノーに良い食い方をしてくれました。
■南ウネリが入る
●後に南西風
またまた別日、この日は南からのウネリが入りました。週末ということでどこも人人人。こればかりは仕方ないですが日頃の調査からここはできるだろうポイントへエントリー。
実は遠方から見えた方のエスコートを兼ねていたので、先方さんに良いところは投げてもらうことに。すると2バイト目にヒットさせてくれましたがバラし。悔しい釣りとなりました。
そして翌日。前日のウネリがどのくらい残るか不安でしたが、おそらくこちら方面はウネリ、風残るだろうとエントリー。すると他方面は凪なのにこちらは絶妙なウネリが残っています。
ということでプロトミノーで実績ポイントを打っていきます。ところが絶対バイトはあるだろうと瀬を数カ所打つも反応なし。条件が良いだけに少し落胆しますが、最後に瀬の奥の奥を打つことに。出てもすぐにスタックだろうなとプロトミノーを表層テロテロでゆっくりを引いてくるとド派手なバイトを見せてくれました。
同時に案の定瀬にラインズリズリです。ベールオープンを駆使してなんとか交わしながら無事にキャッチ。リーダーはズタボロでしたがなんとか取れた1個体でした。
そして珍しくこちらはオキアミ食いの個体でした。
■アジングでヒラスズキ
●三段引きからのエラ洗い
ウネリの規模も小さくなってヒラスズキにはちょっと凪過ぎてしまったなということでアジングに切り替えました。ポイントへエントリーするとやっぱり凪でアジングは成り立つだろうなと思い釣り開始です。
地合いにはまだ早いなというタイミングでいきなりバイトがあります。残念ながら乗りませんでしたがもう一度誘いをかけるとコン!というアタリのが来てフッキング成功。もしかしてギガアジか?!と思いましたが三段引きが始まります。引き方からしてタイ??と思いました。
左右へ走りながら下へ下へ走ります。ラインはpe03無理は出来ません。瀬の方へ走る時はスプール押さえてこっちを向かせます。しばらくやり取りをしているといきなり上方向に走り出してエラ洗い。正体確認、ヒラスズキです。その後3度ほどのエラ洗いを繰り返しますがなんとかバレずに耐えて無事ネットイン。
今シーズンもライトゲームヒラスズキのシーズンが始まりました。
ちなみにワームはスクリューテールグラブの2.5インチでした。またこのライトゲームヒラスズキですが、ジグヘッドでやり取りするヒラスズキはほとんどバレることがありません。ルアーのトリプルフックだとバラしが多いのですが、とても不思議な事象です。おそらくルアーに自重が少ないのでエラ洗いで飛ばされにくいんだと思います。
本当に色々なシチュエーションで食ってくる魚なので面白い限りです。
〜tackle data〜
サラシゲーム
rod Smith:プロトロッド
reel Shimano:ツインパワーxd5000xg
line ygk:upgrade pe 1.5号
lure Smith:プロトミノー120サイズ
ライトゲーム
rod Smith:ベイライナーAJ
reel Daiwa:21ルビアスエアリティ2004ch
line Rapala:Rapinova-x multi-game 03
ジグヘッド Jazz:尺ヘッド typeR
ワーム Smith:スクリューテールグラブ2.5