三重県もアジングシーズンに突入して精力的に調査しておりました。
アジングというと夜のイメージが強いですが、三重県ではデイアジングが成立します。成立する条件は未だにわからないのですが、アジが居るかどうかは最低条件です。ただ日中の場合、アジの有無は目視で確認ができるので、ランアンドガンでアジ探しに出かけます。するとあるポイントでアジの大群を確認することができました。
おそろしい数のアジです。サイズは20センチ未満の豆アジが大半ですが、よく見るとマシな中アジサイズも混ざっています。
早速デイアジングを開始します。豆アジがメインになるのでまずは1.0gのショートシャンクJH+アジエースで行きます。すると開始早々から入れ食いモードです。これはもう金太郎飴状態なのでいかにサイズの良いアジを食わせるかを考えることにシフトします。
群れをよく観察すると、一番濃い部分は豆アジが占めて、少し離れた障害物の影の下にはサイズの良いアジが混ざっているのがわかりました。よってこのアジをいかに釣るかを今回の課題とします。
まずは1.0g JHでやってみます。すると反応はするものの食わせるタイミングでレンジが少しでも変わると見切られてしまうことに気がつきました。よって1.0→0.6へウエイトを落として長くステイさせることを心がけます。するとモゾモゾとテールを口に入れて吐いてを繰り返します。2、3回度吐いたところで見切るかな?と思いますが次はスポッと口に入れてくれたので合わせを入れるとついにヒットです。
まずまずサイズのアジをゲットできました。ちなみ寄せるところから食わせるまで完全なサイトゲームです。
同じパターンでヒット数を増やそうと試みます。しかしなかなか反応してくれる回数が減ってきました。反応する時はどんな時なのかを思い返すと一つのことに気がつきました。群れが作っている棚の中にワームを入れても反応はせず、その棚から上げると反応するのです。つまり、定位している棚と口を使う棚は違うということです。よって、まずは定位している棚までワームを落とします。そこから50センチほど持ち上げると反応する個体がブワッと上昇します。そして食わせの棚でロングステイすると反応した個体のうちのどれかが口を使ってくれました。
群れを作る魚をいかに捕食に持っていくかを考える展開となりました。
またカラーですが不透明系とどのカラーにも反応はしてくれました。ただやはりスレるのかしばらくすると反応が鈍くなりました。この時カラーローテーションがやはり効き、変えてから数投は超好反応でした。
ここまではほとんど足元でのサイトゲームで展開してきたのですが、過去に経験したことがないほど食う瞬間を見ることができました。思ったことがやはりどれだけラインテンションのコントロールをしたところで、ロッドに伝達しないアタリは多いということに気が付かされました。尻尾の先のみ触ったり、フックに触れたか?というと瞬間には吐き出したりと多様なバイトがありました。
足元でやり続けるとこれまたスレるのでキャスト先でのサイトゲームに切り替えたいのですが、伝達しないアタリをいかに掛けるかというと課題に直面します。
そこで思いついたのが目立つカラーのワームを使うことです。魚に対してではなくてアングラーの視認性の為です。目立つカラーのワームだとキャスト先でも目視確認できます。そのカラーが半分消えた時はアジが尻尾のみを咥えたということ。全色消えた時は完全に吸い込んだということ。この判断基準でやってみました。
するとやはり面白いほどに掛けることができました。もちろんロッドに伝達するバイトもありましたが、ロッドに伝わる前にこちらから掛けることができたバイトも多く、大変収穫の多いアジングとなりました。蛍光黄色やオレンジが特に良かったです。
そしてまた別日。サイトゲームがあまりにも面白く、かつとても勉強になるので再度エントリーすると、今度は魚群の規模が更に大きくなっていました。ストラクチャーの下に大型が居るかと確認しますが、ストラクチャーの方まで豆アジの大群でこれはもう釣り分けは不可能かと言った感じです。
キャストしてみると案の定豆アジの猛攻で、本気でキープするとおそろしいことになりそうなのでリリースしながら様子を見ます。
ただサイズの良い型の個体も混じっているだろうと色々とやってみるとシャローエリアにてまずまずの引きのバイトを当てました。キャッチしてみるとやはり良いサイズです。
これはもしかしてシャローに大型なのか?とやってみるとやはり良いサイズのが連発します。この後はもちろん豆サイズも釣れますが、シャローエリアでそれなりに良いサイズをコンスタントに当てることができて能竿としました。
今回アジの捕食を見れたことはとても勉強になりました。最近アジングを教える機会が多くなってきましたのでこんな習性もあるのだということも伝えていけたら良いなと思っております。
〜tackle data〜
rod Smith: BL-551XUL-S/AJ
reele Shimano:12バンキッシュc2000s
line Sunline:アジの糸ナイトブルー0.3号
ジグヘッド 0.6g
ワーム Smith:アジエース1.9