ヒラスズキに出会いたくて~荒波を攻略しよう~

ヒラスズキという魚をご存知でしょうか?スズキと名前がついていますがスズキとは別種で体高が高く尾びれが大きいのが特徴です。

実はこのヒラスズキは太平洋側に分布しているものの、黒潮が当たる外洋に面した海域にしかいません。おまけに簡単には釣れない、釣れる日を選ぶという特殊な習性をもった魚です。

しかし、、、よく引くしかっこいいので釣り人にはあこがれのターゲットとなっています。今回はこのヒラスズキを狙ってみました。硬派なルアーフィッシィングをお届けします。

 

■釣れるタイミングって?

●荒れると奴らは動き出す

ヒラスズキは海が荒れだすと活性が上がります。なぜかはよくわかりませんが、なかなか凪の日には釣れません。(凪でも釣れるシチュエーションはあるのですが今回は触れずに進めます)波が高いというよりはウネリが入ると彼らの活性が上がります。

 

ウネリとは波の波長で、簡単に言うと細かい波より長い波のほうが波が立つからです。遠くに台風があったりするとチャンスが上がります。

■どんなところにいるのか?

●サラシ=真っ白な砕けた波

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ヒラスズキを狙う場合の基本はサラシです。サラシとは波が岩などにあたって砕けた際に真っ白になるところのことを言います。よってサラシを狙うのですが、当のヒラスズキはサラシの中に待機しているわけではなくて、物陰に隠れています。

 

岩盤や岩の下などが彼らの待機場所です。ここからサラシの中に紛れ込む餌をめがけてアタックしてくるのです。

■ヒラスズキは何を食べているのか?

●トウゴロウイワシやアジなどの小魚

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ヒラスズキはサラシの中に流れ込んでくる小魚を捕食します。私のメインフィールドとなる伊勢志摩地方だとトウゴロウイワシや小型のアジなどがベイトフィッシュとなります。

■さあ海が荒れた!釣りに行きます

●うねりの方向を考える

ウネリと一言で言っても方向があります。具体的には東からのうねりなのか、南西からのうねりなのか。その方向によって波の立つ場所と立たない場所がはっきりと分かれます。

 

これの方向を読んでポイント決め、エントリーをします。場所を考えるところからこの釣りはもう始まっているのです。

■ポイントエントリー

●野を超え山を越え磯を超え…

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ヒラスズキを狙うポイントは、簡単にエントリーできるところもあれば野を超え山を越え入っていかないといけない場所が多いです。たった一か所のサラシを打つだけに20分程かけて入って行ったりもします。今回も行ってきましたよ!

■波の頂点でルアーを投げ込む

●波の払い出しにうまくルアーを乗せる

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ポイントに到着したら早速サラシにキャストを開始します。投げ込むタイミングが重要で一番大事なのは波の直後に投げ込むことです。波の頂点をめがけてルアーを入れ込み、砕けた波の直後を引いてあげることでサラシに紛れ込んだ魚を演出することができます。

 

一番いけないのがルアーが波に押されてサーフィン状態になることです。多少の並みなら大丈夫ですが大きなうねりだとルアーがもみくちゃにされて姿勢が整いません。

■ヒラスズキの捕食音

●バコン!っと本当に聞こえる

サラシをうまく引いて、ヒラの捕食スイッチが入っていればバイトが得られます。今回もいいサラシにいいタイミングでルアーを投げ入れることができて、ガツンと食ってきました!その時に水面付近で食ってきたのですが、吸い込むときの音がバコンと荒れた海の中でもはっきりと聞こえました!この音を聞くとアドレナリンが大量に分泌されます!

■上がってきたヒラスズキ

●正に銀ピカ!

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ヒラスズキがついに海面から顔を出しました!この魚はそれなりに釣ってきた経験が私にはありますが、真っ白なサラシの中から銀ピカのボディーがギラっと見える瞬間は何度遭遇してもこちらを震えさせてくれます!今回は最高のシチュエーションでゴープロを使って自撮りさせていただきました!

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■水族館にヒラスズキはいるの?

●実は水槽内ではめちゃくちゃ大人しい

ヒラスズキは飼育がそこまで難しくないので、水族館にも展示されていることが多いです。私も飼育員としてヒラスズキの飼育をしていますが、驚くことにあんなに果敢に洗いその中でアタックしてくる魚が水槽の中では大変大人しいのです。

 

水面付近や岩の横でほぼ動くことなく常にステイしているイメージです。餌はキビナゴやアジを投入するのでそれを食べていますが、その時だけ活性が上がるといった感じです。

 

これは捕食に出るタイミングを迎え撃つアングラーが見る一面と、リラックスしてじっとしている面を私は飼育員とアングラーという立場で両方を見ているということだと思います。これはぜいたくな話ですよね!水槽で観察してそれを生かしてまた釣りに行く、FishingAquariumはそんな私のつづる日記です。