サッパはs字に身体をくねらせ、直線的に泳ぐ。そして逃げる際はバイブレーションのように細かく身体を震わせる。このフレーズは何度も書きましたが、やっぱりベイトの泳ぎ方は知ってた方が釣果につながります。
今回は大格闘したお話です。是非最後まで読んでくださいませ。
■おそらくサッパに付いたシーバスの単発ボイル確認
●ブレイクに追われたサッパをバイブレーションで演出
サッパに付いているであろうシーバスの様子を見に行ってきました。
案の定足元のブレイク沿いでシーバスの単発ボイルを確認します。
それに付いた鳥山も少々確認。
バイブレーションをブレイク沿いにキャスト。サッパが壁(ブレイク)に追われて逃げる様を演出します。
シーバスが食ってくるだろうとリトリーブ。
ゴツン!!
アタリが違いました。
同時にドラグ噴射してファーストラン。青物確定。
■シーバスロッドでの格闘開始
●PEは1.5号 無理は出来ない
こっちはシーバスロッド、PE1.5号。
走って切られるなら仕方ないと諦めて走らせる。
40mくらい走ったところでランが止まります。
寄せにかかろう。
ここで異質な重さに気がつきます。
全く動かない。
スレじゃなかったら尋常じゃないデカさ。
ほどなくしてまた走る。
今度は右へ。手前のブレイクでスレたら1発でアウト。
走るのは仕方ない、ライン角度だけ気を付けます。
■ここが勝負に出るタイミング
●魚の体力低下を見計らってリフト!ブレイクを超えさせる
20分ほど経過したところで、ランが収まり浮く感じの手応えを確認します。
ある程度は疲れたはず。
勝負所はここだろう。
スプールを左手で止めながらリフト開始。
曲がりっぱなしのロッドをさらに曲げます。
頼むから耐えてくれ!
背筋を伸ばし自分自身も後退。
なんとかブレイクは乗り越えさせた。
リーダーのノット部分が見えた。
同時にイエローテールも見えた。
頭が見えた。
でかい。
でかい。
これはデカイ!
向こうから他のアングラーさんがタモ持って走って来てくれた。
さぁランディング。
入らない。
回して、
回して
入らない。
3回目で
入った。
もう手の筋力がないし足は震える…
ただ、
取った!!!!
■102cm 10.75kg 鰤
●メーターオーバー、10キロ越え
ファイトタイム約20分。
鰤 102cm 10.75kg
感無量です。
〜タックルデータ〜
ロッド:Smith BLOW SHOT LONG CARRY
リール:Shimano ストラディックSW 4000xg
ライン:YGKよつあみ G-soul X8 Upgrade PE1.5号
ルアー:Smith ハイパーブレード(メタルバイブレーション)
ランディングお手伝いしていただいたアングラーさん心から感謝いたします。
このfishing aquarium を始めるにあたって、飼育員目線のすべての魚種を主役にした釣り水族館としてご紹介していこうと決めました。よって特定魚種での大きさへの強いこだわりは少し控えようという思いがありました。
ただ、出会うことで足が震える魚ってやっぱりいますよね。今回はまさにそんな魚に遭遇できた内容となりました。
釣りのロマン、生物の面白さ、この両面を発信していけるように、今後も邁進してまいります!