アジングといえばジグヘッドとワームというスタイルがここ10年で定着しましたが、プラグでもアジは釣れます。ただ、条件が限られたり素直にワームを使えばその方が釣れるといった場合の方が多かったりします。しかし先日は明らかにプラグの方が釣れるというパターンがあり、どのようなシチュエーションでどういったプラグがマッチするのかをまとめてみました。
■ボートで湾奥へ
●常夜灯のかかる潮が効いたポイント
まずはポイントへ向かうわけですが、実は今回は知り合いの漁師さんからだいぶ水面が騒がしいというお話を頂き、船外機にて連れて行ってもらうことになりました。形としてはボートアジングになるのですが、リアス式海岸の湾奥で目の前が直ぐ岸というような情景です。
事前情報ではお腹の中には大量にボラの稚魚が入っていたということで、いわゆるマイクロベイトパターンです。
■ガンシップ45F
●リトリーブ+ストップ
まずはガンシップ45Fからスタートしました。私は基本的にメバルもこれからスタートします。よく飛んでくれて扱いやすいサーチルアーです。色々と動かし方を試してみると、リトリーブ+ストップのストップでバイトが多発します。これはメバルと全く同じです。
どうやらリトリーブも短めが良いみたいで、潜らせきらずにほぼ表層で誘うことがキーポイントのようです。
■シラスミノーリップレス
●ドリフトとスローリトリーブ
次はシラスミノーリップレスにしました。ベイトがボラの稚魚ということで、シルエット的ににはコレが一番マッチしているかと思います。ビブラートフォールをしてくれるのでキャスト後に潮に馴染ませながら送っていくとコツンとバイトが得られました。
またスローにタダ巻きをしてバイトというパターンもありました。どちらにしても表層にじわっと置くようなイメージですね。カラーに関しても透過性のあるものも非透過性のものも釣果は出すことができました。
■AKM48
●速めのリトリーブ+ストップ
ファストシンキングミノーであるAKM48は最初はフォールが速すぎて使いにくいかと思いましたが、デッドスローの釣りから速めの釣りにアクセントを入れるとコレまた良く当たりました。気持ち速めのリトリーブ+ストップでストップ時にゴゴっと当たる傾向がありました。
■シーブリッド
●リフトアップ+フォール
タックルボックスにちょうど小型バイブレーションであるシーブリッドが入っていたのでこちらも使ってみることにしました。少し苦労しましたがこちらも結果を出してくれました。使い方としてはリフトアップからのフォール。棚はほとんど取らずに表層を意識して誘いました。使い方はAKM48と似ています。
■メバペンメバル
●ただ巻き+ストップ 最強説
そして最後に驚かされたのがメバペンメバルでした。完全なトップゲームですがこちらが一番釣れたプラグでした。使い方はただ巻き+ストップ。ストップを長めに入れるとバチャッと音を立てて出てくれました。
何故メバペンが良かったのかというと、風が吹いても良い姿勢で漂ってくれることでした。実は風と潮流が逆になることがあり、ミノーではスラッグを煽られて潜りすぎてしまい、任意の棚で止められないことでした。メバペンなら着水後直ぐにラインを水面に浸ければ潮流に上手く乗ってくれるので後はリトリーブを入れれば誘いになってくれて連発となりました。
今回の釣行で、アジングにおけるひとまずワームという概念が自分の中で変わりました。今後は別の場所、シチュエーションでもプラグを使ってアジを狙ってみたいと思います。
〜tackle data〜
rod Smith:dark shadow 73
reel Daiwa:13セルテート2004ch
line Rapala:Rapinova-x multi-game 03
lure smith メバペンメバル、ガンシップ45F、シラスミノーリップレス、AKM48、シーブリッド