先日のヒラスズキ釣行で実は結構な鳥山を発見しました。ヒラスズキ釣行は基本的にウネリが入ったタイミングで行くことが多いので、それに伴って活性が上がった魚に鳥が付くわけですが、鳥の規模が大きく相当数のベイトが入ったと推測できました。
■全く無反応
●トップにモジリ?
大雨の中、ある程度の荒れは覚悟でポイントへエントリーすると、海峡は思ったよりも良い、それどころか凪に近い。低気圧ではなく、6月特有の梅雨前線での雨なのでこの状況なのだろうなと思いながら釣り開始です。
まずはトップウォーター。サーディンラン13Fからスタートします。おそらくベイトはカタカタイワシなので、過去にイワシベイトで好調だった誘い出しを試してみます。
サーディンランの場合、大きく分けて2種類の誘い方があり、ショートに引いてドックウォーク気味にアクションするか、ロングに引いて水面下に頭を入れて潜らせるか、です。この2パターンを駆使して2時間ほど誘いますが一向にバイトがありません。
ただ唯一なんとなくルアー後方の水面が盛り上がったかな?という現象がありました。魚かどうかは定かではありません。
■ちょっとだけベイトが飛ぶ
●やはり入っていそう
そんなタイミングで足元でチョロっとベイトが飛びました。カタクチイワシです。サイズは7cmぐらいと小型だと思われます。追われたというよりは波にびっくりして飛び出したという感じです。
やはりベイト入っているかということで、雨が強い中もう少し粘ることにします。
■ミノーにチェイス
●直後にヒット
もしかしたらトップよりもミノーじゃないか?ということでサーディンラン13F→サラナ147srにチェンジして遠投、広範囲に下がっていきます。すると回収のピックアップ寸前でチェイス確認。足元まで追ってきて大人しめにボコっと音を立てて帰って行きました。これにて魚が入ったことを確信します。
次の一投、同じコースをトレースしてくると足元まで10mというところでゴツンとリーリングを止められるようにヒットしました。デカい。そう思った瞬間に突っ込みが始まりました。
このポイントは無駄に走らせると直ぐに巻かれてしまう根があるため、ほぼフルロックでファイトに挑みます。一瞬で浮かせたと思いましたが、ランディングポイントまでの誘導でまたしてもラン。こちらもなんとか浮かして無事にランディング。
リアフックが口、フロントがエラ側。このかかり方は1番きついです。もう少し大型化と思いましたが70サイズでした。
■入り直し
●単発ボイルの後に入れると
地合いと思い直ぐに入り直そうと思いましたが、ポイントが険しいこととこの時期の気温、湿度で体力の回復を待ちます。昔はこんな判断は出来ませんでした笑
入り直したタイミングが良かったのか、数投後に今度は沖の方でボイルを確認します。すかさず近辺にキャスト、ミノーが泳ぎ出して数秒後にこれまたズドン!とヒット!魚が潮に逆らって根に巻かれる方向に走ります。
行かれたらこっちの負け。よってグリップエンドを腰に当てて強引にリフトします。なんとか交わせてこちらも無事ネットイン。
リアフックのみが口にフッキング。これはいうことが聞いてくれる掛かり方でした。
この2本で納竿としました。
今回使用したサラナ147srについて。
従来のサラナ147maxをショートリップ化させたものなのですが、私のロックショアゲームはラフコンディションでエントリーすることが多いので147maxの方がしっかり泳ぐから良いかな?と思っていました。しかし今回波が大人しいタイミングで使用したことで少しわかったことがありました。
まず、ショートリップ化してあるのでリトリーブスピードが断然上げられます。それによって見切られることを減らすことが出来ます。また大型のボディを速巻きすることで水を押す能力が高まって魚に見つけてもらう可能性を上げることができます。
というわけで、一つ引き出しが増えた釣行となりました。
〜tackle data〜
〜tackle data〜
rod Smith プロトロッド
reel Shimano:ツインパワーSW6000hg
line pe3.0号 leader60lb
lure Smith:サラナ147sr