このシーズンになると毎年楽しみにしているリバーシーバスゲームに行ってきました。今回は新しい発見があったのでその背景も含めて記していきたいと思います。
■ボイルするポイント
●瀬→止水エリアのシャロー
夏のリバーシーバスゲームですが、私のエリアでは稚鮎がほとんどなのでトラウト用の70〜100mmのミノーを多用しております。このミノーイングですが、反射食いであったり、そもそも高活性な個体が多いので、トゥイッチに好反応です。よってポイントは瀬〜瀬尻を打って行く釣りなのですが、先日釣行しているとバコっと捕食音が響きました。目を凝らしてそのポイントを探します。捕食ポイントの近辺にタイムラグ無く投げ入れると高確率でヒットするからです。しかし全く魚の気配が有りません。もしかして違うポイントで捕食しているのか?と思い広く観察することに。
するとなんと止水エリアの水深膝下レベルのシャローで捕食音がします。まさかこんなところがフィーディングポイントとは。
■ボイル直後にトッププラグを
●垂直立ち小型ペンシルで一撃
この発見により瀬のミノーイングからボイル打ちに変更します。無駄なキャストは控えてただボイルを観察します。この時の体勢は低く構えます。いかんせん水色がクリアなのでこちらがバレてはいけません。
ボイルが起こっても射程圏外ということが続いましたがついに射程圏でボイルが発生します。しかも近い、いや近すぎる。。息を止めながら着水で驚かさないように静かにキャスト。魚は2個体が稚鮎の群れを囲うようにしています。小型ペンシルを早めのドッグウォークで誘うと2個体が同時に反応します。バコっと誤爆からのもう一度トゥイッチを入れてステイ、、バコン!ついにヒット!
浅いので左右への走りとエラ洗いが凄いです。なんとかいなして無事ランディングするとヒレの綺麗な魚体のスズキでした。
ルアーはSmith CBペン70 垂直立ちの小型ペンシルです。こちらのドッグウォークが超効果的でした。
■ブラインドでのバイト
●やはり止水、シャローエリアが良い
別日、シャローエリアでのトップゲームに再現性があるのかどうかを確かめるべく条件の似たポイントに入ってみました。エントリーする前にボイルの観察をします。しかししばらく見ていてもボイルは有りません。よって今回はブラインドで誘ってみることにします。
条件は止水のシャローエリア、岸川に稚鮎の群れが溜まっていることをイメージしながら投げ入れます。立ち位置は水辺から5mは後ろから投げます。こちらの気配に気づかれないようにするためです。
どんどんとシャローエリアを撃っていくと、水深30cmのところでいきなり水面が盛り上がります。着いた!と思いながらトゥイッチを2回入れてからのロングポーズでドバっ!と派手に出てくれました。
やはりこちらにも着いていました!
スケールを置いてませんが70近いコンディション抜群の個体でした。
■完全サイトゲームのチヌ
●CBペンが大活躍
チニングというと河口域〜港湾というイメージがありますが、河川にもクロダイは遡上するので姿を見ることができます。しかし私のエリアの河川はどこも透明度が高くついて来ても見切られることがほとんどで口を使わせる時と言えば大雨後の濁りの中に入っている超高活性の個体のみでした。
ところが止水域のシーバスサイトゲームをヒントにもしかしたら同じようなパターンがチヌにも成り立たないか?ということでやってみます。
経験上瀬の中の個体は付いてくることが多いのですが口を使うことが少ないです。よってあえて止水域で丸見えの個体を狙ってみます。
条件はやはり先にこちらが魚を見つけるとこです。気がついてくれるギリギリの距離感のところにキャストをし、すかさず細かいドッグウォークで誘います。すると横から引き波を立ててチェイスして来ました。
ジュポッと音を立ててバイトをしますがルアーには触れず、再度ショートジャークを入れてロングステイを入れると垂直立ちのリア側を吸い込んでくれてフッキング成功。シャローで食わせましたが流れの中は中へと入っていくトクルはやはりチヌですね。
どうやらこのパターンはチヌにも有りそうです。もう少しやりこんでみようと思います。
〜tackle data〜
rod Smith:ベイライナーmk 70
reel Shimano:19ストラディック2500shc
line pe08 leader3.5号
lure Smith CBペン70