アカメチャレンジ2024〜初冬編・人生2本目のアカメ

アカメチャレンジということで、人生2本目のアカメに会うべく高知県まで行ってきました。通い込んでいる高知県ですが、12月の初冬に入るのは初となりました。果たして。

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▪︎河川、明暗、異常なし

夕方のマズメには入る予定でしたが一年で一番日照時間の短い時期とあって、日没後からのエントリーとなりました。まずは河川、明暗と分かりやすいポイントを探っていきます。

 

下げの潮が効き始めているので、ミノーで明暗をなぞったり暗部へ送り込んだりと色々試しますがアカメどころかシーバスの雰囲気も全くありません。ルアーを色々と変えながら40分ほど試行錯誤しましたが反応が無いので早々と見切ります。

▪︎下げ潮の効くタイミングと潮位とエントリー

ポイントを変えて別場所へエントリーします。ここのポイントは下げの流れ、ブレイク、ほんの少しの明暗、の3つの要素が絡みます。

 

まずは水面の観察からです。ざわつきや波紋は特になく、ごく稀にイナッコサイズのボラが跳ねる程度です。この条件から出るならボトム近辺だろうと判断します。

▪︎根掛かりとヒント、シンキングチューン

ルアーセレクトはサラナ147MAXのシンキングチューン。自身初のアカメを手にしたルアーでもあります。ドリフトからの立ち上がり時に既にアカメの居るであろうレンジへ届いていて欲しいという思惑を込めたルアーです。

 

このミノーをキャストし、丁寧に通してくる。これを繰り返します。トレースコースを若干の明暗部、暗部、など細かく変えめ探りますが全くバイトがありません。アカメはともかくシーバスの気配も全くなく状況としては厳しいのだと推測します。

 

ただこのポイントで気になることがありました。ロッド角度は水面と平行にすることはミノーイングの基本ではありますが、そのままの角度でピックアップに入ると根掛かりを起こします。この事象が数回続きました。つまりブレイクです。この発見が後につながります。

▪︎シンキング→シンペン→フローティング

ブレイクでの根掛かりを避ける為にまずはシンキングペンシルへとルアーをチェンジします。ルアーはバスタージャークです。幅広のスライド系プラグですがこちらを流れに乗せてドリフトさせた後は反転させてのただ巻きで誘います。シンキングペンシルのような使い方をしてみます。スラッグをコントロールしながら流し込んだ後、ルアーがターンする瞬間にバイトが出るイメージで誘います。しかしアタリはありません。

 

そこでふとチューニングしていないサラナ147MAXが頭をよぎります。そもそもこのルアーは潜行深度が1.2mは有りますが、フローティングミノーです。ブレイクにリップが当たったらストップで回避出来るし、ロッド角度を変えて深度を変えることも出来ます。

▪︎ティップを上げて、リーリングスピードの変化の瞬間に。

サラナ147MAX(チューニングなし)にチェンジして再度探ります。着水後、下げの流れを利用してトレースコースまで送り込む、素早くスラッグを回収してアクションを入力する。任意の棚まで潜らせます。ブレイクの手前で若干ステイを入れてルアーのレンジを上げる(フローティングなので出来る)。回収まではロッドティップを若干上げ気味にしてリーリングをします。

 

5投目のことでした。任意の棚まで潜らせたサラナがそろそろブレイクに差し掛かるのでロッドティップを上げます。ブレイクをするような感じでリーリングを数回転すると、

 

ドン!!!!

 

と衝撃が走ったと同時に強烈なファーストランをします。鞭打ち気味になったフッキングには手応えあり。しかし突然のバイトとランに恥ずかしながらバランスを崩します。転倒には至りませんでしたが、ウェーダーには水が入ってしまいます。体制を崩しながらも絶対にテンションは抜かないためにリールのハンドルからは手を離しませんでした。

 

同時に1発目のエラ洗い。アカメか?スズキか?

 

そして2発目のエラ洗い。この時点でヘッドライト点灯。飛沫で見えにくいですが目が赤い!アカメです。このタイミングで魚が手前に走り出したので一気に寄せます。スズキやヒラスズキならこのくらいで大人しくなるとは思いますが、アカメは違います。最後の大暴れを見せてくれましたがフッキングがガッチリと決まっていました。

 

無事フィッシュグリップ イン。

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人生2匹目のアカメを手にすることが出来ました。

 

大きな団扇状の尾鰭

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なんとも言えない色合いの鱗

 

そして真っ赤に光る眼球。

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何度会っても感無量です。

 

サイズは80には届かない個体でしたが、肉付き、プロポーションが最高の魚でした。そりゃあのファーストランも理解できます。

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初めてこの土地を訪れたのが6年前。5年以上釣れなかったアカメが2024年になって2本も会いにきてくれました。少しずつ高知の海が自分に馴染んできたような感覚さえ覚えた良き遠征となりました。

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〜tackle data〜

①  釣ったのはコチラ

rod Smith: KOZ.EX-S82M/2

reel Shimano:ツインパワーxd5000xg

line ygk:upgrade pe 2.0号

lure Smith:サラナ147max,バスタージャーク120sなど

 

rod:smith KOZ.EX-C77SLH/2

reel:Shimano カルカッタコンクエスト300xg

line:ygk oddsportpe #6.0

leader:varibass oceanrecord nylon100lb

lure Smith:バスタージャーク150s