チカメキントキのアラを使ったアラ煮を作ってみました。果たしてこの魚が煮つけに合うのかを実際に作って試してみました。また、煮つけなどを作る際におすすめの臭み取りの方法や味付けで失敗しない方法も一緒にご紹介します。
■臭み消しに霜ふりをする
●熱湯をサッとかけてから水洗い
臭み消しに生姜などを入れることは一般ですが、しっかりと臭みを取る霜ふりという方法を知ってますか?これをするだけで断然煮付けが美味しくなります。
方法はとても簡単で熱湯に一度アラをくぐらせて、すぐに水洗いをするだけです。工程が一つ増えるので面倒に感じるかもしれませんがこれをするだけで魚の臭みが一発で消えます。
また、頭部付近の鱗はどんな魚でも取りにくいものですが、一度熱湯をかけるととても取れやすくなるので、その後に鱗を取ることもオススメです。実際に今回のチカメキントキの鱗ももこのように取りました。
■味付けを失敗しない方法〜最初に醤油は入れない
●水:酒:みりん:砂糖=3:2:2:1
煮付けの味付けに困ったことがある人もいるかもしれませんが、この方法ならまずご自身の好みの味にアジャストできるので試してみてください。まず鍋に水:酒:みりん:砂糖=3:2:2:1の割合で調味料を投入します。(適当で全然大丈夫です)
次に霜ふりが完了したアラを鍋に投入します。ここで落し蓋、無ければアルミホイルをかぶせて火を入れます。中火で様子を見ながら満遍なくグツグツと気泡がアラを包んでいればOKです。
だいたい10分もすれば火が通ります。
■醤油で味付けをコントロールする
●味見をしながら醤油を適量を入れていく
アラに火が入ったところで醤油を入れます。
ここが肝心で、要は辛くしたければ醤油を多目に。薄くしたければ醤油を少なめにすれば良いのです。
味見をしながら醤油の投入量を決めればまず間違いなく味付けに失敗することはありません。
醤油の投入量が決まったら1,2分煮立てれば完成です。
■チカメキントキのアラ煮付けは?
●身がしっかりしていて淡白
煮付けができたところで簡単な食レポをします。
まずはチカメキントキが煮付けに合うのかどうかですが、結果から言うとアリアリです。火を入れても身がしっかりしているので煮付けにもオススメの一種となりました。
ただ、味がすごく淡白なので煮付け完成後に一晩寝かせても良いかもしれません。
今回はチカメキントキ自体の味を確かめたかったので薄口にしてみましたが濃いめの味付けで煮つけもしくはアラ煮を作ると良いかもしれません。