メバルは体色や胸鰭の軟条数の違いで3つの種類に分けることができます。種が異なるということは違う魚であるということです。ということは食味も変わってくるのでしょうか?実際に料理して食べてみました!
■3種のメバルを用意する
●シロメバル、アカメバル、クロメバル
メバルには3種類が存在し、シロメバル、アカメバル、クロメバルと分かれます。
こちらは実際に釣り上げた3種のメバルです。上からシロ、アカ、クロメバルとなります。
3種同時に揃えて釣るのも意外と難しいのですが、これをスーパーや鮮魚店で見つけるのはもっと難しいと思います。
そういった意味で食べ比べが出来るのはアングラーの特権ではないでしょうか。今回は3種を一回の釣行で確保できたということで早速料理をしていきます。
■メバルの煮付けを作る
●典型的な調理法で食べ比べ
メバルを料理していきます。今回は煮付けを作りたいと思います。典型的な料理をする事で微妙な魚の味の違いを感じ取ろうということです。
まずは下処理として内臓と鱗をとります。
次に臭み取りとして熱湯を掛けて直ぐに流水で洗います。(この作業を霜降りといいます:これをするだけで臭みがしっかりと取れます)
この時点でも体色は異なり種が判別できます。
次に鍋に味醂と酒、水を1:1:1くらいの割合で入れてメバルを入れます。
落し蓋をして10分ほど中火で火を入れていきます。
最後に味付けとして醤油を味見しながら投入していきます。
メバルの煮付けの完成です。上からシロメバル、アカメバル、クロメバルです。1つのお皿に盛りたかったのですが、お皿のサイズがなくてこのように並べました。
流石に火を通すと色は変わりますし、見かけは一緒のように見えますが、、
それでは食べ比べをしていきます。食べ比べをする際ですが、部位によっても脂の乗り方が違ったりするので今回は頭部の後ろ、背身の部分を食べて検証したいと思います。
■シロメバル
●身はしっかりしている、風味は一番典型的
シロメバルから食べてみます。身質はしっかしとしていて、風味はいつものメバルです。当たり前ですね笑
これを基準にアカメバルを食べてみます。
■アカメバル
●身が最もしっかりとしている、風味は一番独特
アカメバルを食べてみます。食べた感じ、身質は弾力があってとてもしっかりとしているように感じました。また風味は比較的クセがあり、独特のコクや香りがしました。クセと言う表現が正しいかわかりませんが、あくまで微妙な味の違いを表現するものと思ってください。
■クロメバル
●身がとっても柔らかい、フワフワな身質
クロメバルを食べてみます。食べた感じ、直感的に一番違うと感じたのがこのクロメバルでした。
身質ですが、まずフワフワとしています。シロやアカに比べて柔らかくふんわりとした食感が得られました。
風味については特別に変わっ方感じはなく、割とあっさりとしているので食べやすい種類だと感じました。
■メバル3種に味の違いはあったのか?
●身質も風味も違いはある!
ということで、検証の結果ですが、メバル3種を食べ比べた結果、身質にも風味にも違いがありました。
簡単にまとめるとこんな感じです。
今回は同じ鍋で同じ味付けをしていますので、純粋に魚が持つ味の違いを感じることができたと思います。
ただ、いかんせん料理のプロでもありませんし、美食家でもありませんので味の評価は参考程度とお考えください。
良かったら皆さんも食べ比べをしてみてくださいね!